2025.7.25

脇の黒ずみを取る方法|自宅でできるケアから医療処置まで徹底解説!

夏の薄着シーズンになると、多くの女性が気になるのが脇の黒ずみです。ノースリーブを着たときや腕を上げたときに見える黒ずみは、自信を失わせる原因の一つになります。群馬県高崎市にある当院でも、20代から40代の女性を中心に、脇の黒ずみでお悩みの患者様が数多くご相談にいらっしゃいます。

この記事では、脇の黒ずみができる原因から、自宅でできるケア方法、そして美容皮膚科での専門的な治療まで、脇の黒ずみを改善するための方法を詳しく解説いたします。特に、当院で人気の高いミラノリピール治療についても詳しくご紹介します。

脇の黒ずみができる原因とは?

脇の黒ずみの原因を理解することは、適切な治療法を選択する上で重要です。主な原因は以下の通りです。

1. 摩擦による色素沈着

脇は日常的に摩擦を受けやすい部位です。衣服との擦れ、腕の動きによる皮膚同士の摩擦、きつい下着による圧迫などが継続的に起こることで、皮膚が刺激を受けメラニン色素が過剰に生成されます。この結果、色素沈着による黒ずみが発生します。

2. 自己処理による肌ダメージ

カミソリでの除毛、毛抜きによる脱毛、除毛クリームの使用など、間違った自己処理方法は皮膚に大きなダメージを与えます。特にカミソリは表皮を削り取り、炎症を引き起こしやすく、その結果として炎症後色素沈着が生じます。

3. 制汗剤・デオドラント製品の影響

制汗スプレーやデオドラント製品に含まれる化学物質が、敏感な脇の皮膚に刺激を与えることがあります。また、これらの製品の使用後に十分な洗浄を行わないと、毛穴詰まりや肌荒れの原因となり、黒ずみにつながります。

4. ホルモンバランスの変化

妊娠、出産、更年期などのホルモンバランスの変化は、メラニン色素の生成を促進します。特に妊娠中は「妊娠性肝斑」と同様の現象が脇にも起こりやすく、一時的に黒ずみが濃くなることがあります。

5. 体質的要因

もともと色素沈着しやすい体質の方、アトピー性皮膚炎や敏感肌の方は、わずかな刺激でも炎症を起こしやすく、結果として黒ずみが生じやすくなります。

6. 肥満による摩擦

体重の増加により、脇の皮膚同士が常に擦れ合う状態になると、慢性的な摩擦により黒ずみが生じます。この場合、体重管理も黒ずみ改善の重要な要素となります。

脇の黒ずみを自宅で取る方法

軽度の黒ずみであれば、自宅でのセルフケアで改善が期待できる場合があります。ただし、効果には個人差があり、重度の色素沈着には限界があることを理解しておくことが大切です。

正しい洗浄方法

脇の洗浄は、黒ずみケアの基本となります。以下のポイントを押さえて、毎日丁寧に行いましょう。

使用するもの:

  • 低刺激性の石鹸またはボディソープ
  • 柔らかいタオルやスポンジ

洗浄手順:

  1. ぬるま湯で脇を軽く濡らします
  2. 石鹸をよく泡立て、泡で優しく洗います
  3. 制汗剤が残らないよう、念入りにすすぎます
  4. 清潔なタオルで水分を押さえるように拭き取ります
  5. 完全に乾燥させてから衣類を着用します

保湿ケア

洗浄後の保湿は、皮膚バリア機能を維持し、摩擦によるダメージを軽減するために重要です。

適した保湿剤:

  • セラミド配合クリーム
  • ヒアルロン酸配合ローション
  • 無香料・無着色の敏感肌用製品

保湿の方法:

  • 入浴後、肌が湿っているうちに保湿剤を塗布
  • 優しくマッサージするように馴染ませる
  • 朝晩2回の保湿を継続する

美白成分を含むケア用品の使用

市販の美白化粧品を使用することで、軽度の色素沈着の改善を図ることができます。

効果的な美白成分:

  • ビタミンC誘導体
  • アルブチン
  • トラネキサム酸
  • コウジ酸
  • プラセンタエキス

使用時の注意点:

  • パッチテストを行ってから使用する
  • 刺激を感じた場合は使用を中止する
  • 日中は紫外線対策を併用する

生活習慣の改善

内側からのケアも黒ずみ改善に重要な役割を果たします。

食事面での改善:

  • ビタミンC、E、Aを豊富に含む食品を摂取
  • 抗酸化作用のある食材(ベリー類、緑茶、トマトなど)
  • 良質なタンパク質で皮膚の再生をサポート

生活面での改善:

  • 十分な睡眠(7-8時間)
  • 適度な運動でターンオーバーを促進
  • ストレス管理
  • 禁煙・節酒

ドラッグストアで買えるおすすめ市販アイテム

ドラッグストアで購入できる製品の中から、脇の黒ずみケアに効果的なアイテムをご紹介します。

美白クリーム・ローション

メラノCC 薬用しみ集中対策液

  • ビタミンC誘導体とビタミンE配合
  • 殺菌成分も含有で、脇の清潔も保てる
  • 価格:約1,000円

ハイドロキノン配合クリーム(市販品)

  • 濃度2%以下の製品を選ぶ
  • 夜のみの使用を推奨
  • 使用中は紫外線対策必須

トラネキサム酸配合製品

  • 炎症を抑えながら美白効果を期待
  • 敏感肌にも比較的使いやすい
  • 継続使用で効果を実感

制汗剤・デオドラント

黒ずみの原因となりにくい製品を選ぶことが重要です。

クリスタルストーン

  • 天然ミョウバン100%
  • アルコールフリーで肌に優しい
  • 汗と臭いを同時にケア

ロールオンタイプの製品

  • スプレータイプより肌への負担が少ない
  • 密着力が高く、効果が持続
  • アルミニウムフリーのものを選ぶ

角質ケア用品

AHA配合石鹸

  • フルーツ酸で古い角質を除去
  • 週1-2回の使用にとどめる
  • 使用後は必ず保湿する

酵素洗顔パウダー

  • タンパク質分解酵素で毛穴汚れを除去
  • 肌に優しい洗浄力
  • 月1-2回の使用が適量

保湿剤

セラミド配合クリーム

  • 皮膚バリア機能をサポート
  • 長時間の保湿効果
  • 敏感肌にも使いやすい

尿素配合クリーム

  • 角質軟化作用で肌を滑らかに
  • 保湿効果も高い
  • 濃度10%以下の製品を選ぶ

黒ずみを悪化させるNG習慣とは?

脇の黒ずみを改善するためには、悪化させる習慣を避けることが重要です。以下のNG習慣に注意しましょう。

1. 間違った自己処理方法

カミソリの頻繁な使用

  • 毎日の処理は皮膚への負担が大きい
  • 逆剃りや古い刃の使用は避ける
  • 処理後の保湿を怠らない

毛抜きでの処理

  • 毛穴と皮膚に大きなダメージを与える
  • 埋没毛の原因となり、さらなる黒ずみを誘発
  • 感染症のリスクもある

除毛クリームの誤用

  • 放置時間を守らない使用
  • 敏感肌用以外の製品の使用
  • 使用後の十分な洗浄を怠る

2. 強い摩擦を与える行為

ナイロンタオルでの強い洗浄

  • 硬いタオルでゴシゴシ擦る
  • 角質を無理に取ろうとする行為
  • 入浴後の強い拭き取り

きつい衣類の着用

  • サイズの合わない下着
  • 化学繊維による刺激
  • 長時間の圧迫

3. 不適切なケア製品の使用

アルコール系製品の多用

  • 制汗スプレーの過度な使用
  • アルコール濃度の高い化粧品
  • 殺菌力の強すぎる石鹸

刺激の強い美白製品

  • 濃度の高いハイドロキノン
  • 酸性度の強いピーリング剤
  • パッチテスト未実施での使用

4. 生活習慣の乱れ

睡眠不足

  • 肌のターンオーバーが乱れる
  • 免疫力の低下により炎症が起こりやすくなる
  • ホルモンバランスの乱れ

偏った食生活

  • ビタミン・ミネラル不足
  • 糖分・脂肪分の過剰摂取
  • 抗酸化物質の不足

ストレスの蓄積

  • コルチゾールの分泌増加
  • 肌バリア機能の低下
  • 炎症反応の促進

5. 紫外線対策の不備

脇への紫外線対策不足

  • 外出時の無防備な露出
  • UVケアの怠り
  • 日焼け後のケア不足

美容皮膚科で受けられる黒ずみ治療とは

セルフケアで改善が見られない場合や、より確実で迅速な効果を求める場合は、美容皮膚科での専門治療が効果的です。当院では、患者様の黒ずみの状態に応じて、最適な治療法をご提案しています。

ミラノリピール治療(当院の推奨治療)

ミラノリピールとは ミラノリピールは、イタリアで開発された最新のケミカルピーリング治療です。従来のピーリングとは異なり、皮膚表面を剥がすのではなく、皮膚深部のコラーゲンとエラスチンの再生を促すことで、肌質改善と美白効果を同時に実現します。

ミラノリピールの特徴

  • ダウンタイムがほとんどない
  • 痛みが非常に少ない
  • 1回の治療でも効果を実感
  • 継続治療で更なる改善が期待
  • 脇以外の部位にも適用可能

治療メカニズム ミラノリピールに含まれる複数の有効成分が、皮膚の各層に段階的に作用します。TCA(トリクロロ酢酸)が真皮層に到達し、コラーゲンとエラスチンの生成を促進。同時に、アミノ酸とビタミンが皮膚の新陳代謝を活性化し、メラニン色素の排出を促進します。

治療の流れ

  1. カウンセリングと診察
  2. 肌状態の確認とテスト塗布
  3. ミラノリピール薬剤の塗布
  4. 10-15分の浸透時間
  5. 中和・洗浄
  6. 保湿・鎮静ケア
  7. アフターケア指導

推奨治療回数

  • 軽度の黒ずみ:3-5回
  • 中等度の黒ずみ:5-8回
  • 重度の黒ずみ:8-12回
  • 治療間隔:2-4週間に1回

レーザートーニング

治療原理 

QスイッチYAGレーザーを低出力で照射し、メラニン色素を徐々に分解する治療法です。炎症を起こさずに色素を除去できるため、炎症後色素沈着のリスクが低いのが特徴です。

適応症例

  • 広範囲の色素沈着
  • 深い層の黒ずみ
  • 他の治療で改善しない場合

治療回数

  • 5-10回程度(個人差あり)
  • 2週間に1回のペース

IPL(フォトフェイシャル)治療

治療特徴 

幅広い波長の光を照射し、メラニン色素とヘモグロビンに同時にアプローチする治療です。黒ずみの改善とともに、肌質向上効果も期待できます。

メリット

  • 痛みが少ない
  • ダウンタイムが短い
  • 肌全体の改善効果

ハイドロキノン処方

医療用ハイドロキノンの特徴 

市販品の2-3倍の濃度(4-5%)で、より強力な美白効果を期待できます。医師の管理下で使用するため、安全性も確保されています。

使用方法

  • 夜のみの使用
  • 紫外線対策の徹底
  • 定期的な経過観察

イオン導入・エレクトロポレーション

治療内容 ビタミンCやトラネキサム酸などの美白成分を、電気的な力を利用して皮膚深部に浸透させる治療です。

効果

  • 通常塗布の数十倍の浸透力
  • 即効性のある美白効果
  • 他の治療との併用で相乗効果

脇の黒ずみを予防するためにできること

黒ずみの治療と同じく重要なのが予防です。日常的な予防ケアを行うことで、黒ずみの再発を防ぎ、美しい脇を維持することができます。

正しい脱毛方法の選択

医療脱毛の検討 自己処理による肌ダメージを根本的に解決するには、医療脱毛が最も効果的です。当院でも脱毛治療を行っており、脇の黒ずみ治療と併用することで、より確実な改善と予防効果を実現できます。

医療脱毛のメリット

  • 永久脱毛効果
  • 肌ダメージの大幅軽減
  • 自己処理の手間から解放
  • 黒ずみの根本的予防

自己処理を行う場合の注意点 

医療脱毛完了までの間や、部分的な処理が必要な場合の正しい方法をご紹介します。

  1. 処理前の準備
    • 肌を清潔にする
    • 毛を適度な長さにカット
    • 肌が乾燥していないことを確認
  2. 処理時の注意
    • 新しいカミソリを使用
    • シェービングクリームを使用
    • 毛の流れに沿って処理
    • 一度に強く押し付けない
  3. 処理後のケア
    • 冷たいタオルで鎮静
    • 保湿剤の塗布
    • 24時間は制汗剤の使用を控える

適切な衣類の選択

素材の選び方

  • 綿100%やシルクなどの天然素材
  • 吸湿性・通気性の良い素材
  • 化学繊維の場合は肌触りの良いものを選択

サイズの重要性

  • 適切なサイズの下着を着用
  • 締め付けすぎない程度のフィット感
  • 運動時は専用のウェアを使用

制汗剤・デオドラントの適切な使用

製品選びのポイント

  • アルコールフリーの製品
  • 無香料・無着色のもの
  • 肌に優しい成分配合

使用方法の改善

  • 清潔な肌に使用する
  • 適量を守る
  • 夜にはしっかりと洗い流す
  • 肌に異常を感じたら使用を中止

スキンケアの継続

日常的な保湿

  • 入浴後は必ず保湿
  • 乾燥を感じた時の追加保湿
  • 季節に応じた保湿力の調整

美白ケアの習慣化

  • ビタミンC誘導体配合製品の使用
  • 週1-2回の集中美白ケア
  • 紫外線対策の徹底

生活習慣の最適化

食事による内側からのケア

  • 抗酸化作用のある食品摂取
  • ビタミンC、E、Aの積極的摂取
  • 良質なタンパク質でコラーゲン生成をサポート

睡眠とストレス管理

  • 質の良い睡眠(7-8時間)
  • 規則正しい睡眠リズム
  • ストレス発散方法の確立

適度な運動

  • 血行促進によるターンオーバー活性化
  • 適度な発汗でデトックス効果
  • 筋力維持による姿勢改善

まとめ:高崎CLINIC Wでの専門治療をおすすめします

脇の黒ずみは、適切なケアと治療により改善可能な悩みです。軽度の黒ずみであれば自宅でのケアで改善が期待できますが、重度の色素沈着や確実な効果を求める場合は、美容皮膚科での専門治療が最も効果的です。

群馬県高崎市にある当院CLINIC Wでは、豊富な経験を持つ医師が患者様一人ひとりの症状に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。特に、当院で行っているミラノリピール治療は、ダウンタイムが少なく効果的な黒ずみ改善が期待できる、最新の治療法です。

CLINIC Wの特徴

  • 医学博士号を取得した経験豊富な院長による診察
  • 美容診療実績10,000件以上の確かな技術
  • 患者様に寄り添った丁寧なカウンセリング
  • 最新機器による安全で効果的な治療
  • 高崎駅から徒歩5分のアクセス良好な立地

治療の流れ

  1. 無料カウンセリングでお悩みをお聞かせください
  2. 医師による詳細な診察と治療プランの提案
  3. 患者様のご希望に沿った治療の実施
  4. アフターケアまで責任を持ってサポート

脇の黒ずみでお悩みの方は、一人で悩まずにぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。当院では、患者様が安心して治療を受けられるよう、十分な説明と丁寧な対応を心がけております。

美しい肌を手に入れて、自信を持って夏のファッションを楽しめるよう、CLINIC Wが全力でサポートいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。

ドクター紹介

院長 高橋 渉

院長 高橋 渉

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資格

医学博士(東京大学)国際医学論文の執筆多数

所属学会

日本美容外科学会 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員

年表

2008年 新潟大学医学部医学科 卒業
2010年 多摩総合医療センター ジュニアレジデント
その後、東京大学医学部附属病院 シニアレジデント、助教
2020年 大手美容外科 入職
その後、高崎院初代院長、品川院院長、技術指導医を歴任
2022年 東京美容医療クリニック、ウィクリニック勤務開始
2023年 吉祥寺アイビークリニック、盛岡美容外科 勤務開始
2024年 高崎でCLINIC Wを開業

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