
まぶたが重く感じる、目が開けにくい、常に眠そうに見られる…そんなお悩みをお持ちの方は、「眼瞼下垂」という症状かもしれません。眼瞼下垂は、上まぶたの開きが悪くなることで起こる症状で、見た目の問題だけでなく、日常生活にも大きな影響を与える可能性があります。
この記事では、眼瞼下垂の基礎知識から治療法、費用まで、群馬県高崎市で美容医療を提供するCLINIC Wの院長として10,000件以上の症例経験を持つ高橋医師の視点から、わかりやすく解説いたします。
眼瞼下垂とは?まぶたが下がる状態と定義

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、上まぶたの開きが悪くなった状態を指します。通常、上まぶたは「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」という筋肉が瞼板(けんばん)という軟骨のような組織を引き上げることで開かれます。
眼瞼下垂のメカニズム
正常な目の開閉には、以下の構造が重要な役割を果たしています:
- 眼瞼挙筋:まぶたを持ち上げる主要な筋肉
- 挙筋腱膜:眼瞼挙筋と瞼板を結ぶ薄い膜
- 瞼板:まぶたの形を保つ軟骨様の組織
- 上眼瞼板前筋:眼瞼挙筋を補助する筋肉
眼瞼下垂は、これらの構造のいずれかに問題が生じることで発症します。特に多いのは、加齢により挙筋腱膜が瞼板から剥がれたり、伸びたりすることで起こるタイプです。
眼瞼下垂の分類
医学的には、眼瞼下垂は以下のように分類されます:
症状の程度による分類
- 軽度:黒目の上部が1-2mm隠れる
- 中等度:黒目の上部が2-4mm隠れる
- 重度:黒目の中央まで隠れる
原因による分類
- 先天性眼瞼下垂:生まれつきの眼瞼下垂
- 後天性眼瞼下垂:加齢や外的要因により発症
眼瞼下垂の主な原因となりやすい人の特徴

眼瞼下垂の原因は多岐にわたりますが、最も一般的なのは加齢性の眼瞼下垂です。CLINIC Wでの診療経験から、特に以下のような方に眼瞼下垂が多く見られます。
1. 加齢による自然な変化
50代以降の方に最も多く見られるタイプです。年齢を重ねることで:
- 挙筋腱膜が瞼板から剥離する
- 筋力そのものが低下する
- 皮膚のたるみが生じる
2. コンタクトレンズの長期使用
ハードコンタクトレンズの長期使用者に特に多く見られます:
- 装着・取り外し時にまぶたを引っ張る動作の繰り返し
- 挙筋腱膜への慢性的な負担
- 10年以上の使用で発症リスクが高まる
3. 目をこする習慣
以下のような方は注意が必要です:
- アレルギー性結膜炎をお持ちの方
- アトピー性皮膚炎の方
- 目の疲れを感じやすい方
4. その他のリスク要因
遺伝的要因
- 家族に眼瞼下垂の方がいる
- 生まれつき眼瞼挙筋の発達が不十分
外的要因
- 目の手術歴(白内障手術など)
- 外傷による損傷
- 重症筋無力症などの神経・筋疾患
生活習慣
- 長時間のデスクワーク
- スマートフォンの長時間使用
- 睡眠不足による目の疲労
眼瞼下垂の代表的な症状と日常生活への影響

眼瞼下垂の症状は、見た目の変化だけでなく、機能面でも様々な問題を引き起こします。CLINIC Wの患者様からよくお聞きする症状を以下にまとめました。
見た目に関する症状
目つきの変化
- 常に眠そうに見える
- 目力がない印象を与える
- 黒目の見える範囲が狭くなる
- 左右の目の開き方に差が生じる
表情の変化
- 無表情に見られがち
- 疲れた印象を与える
- 年齢より老けて見える
機能的な症状
目の開けにくさ
- 朝起きた時に特に目が開けにくい
- 意識的に目を大きく開けようとする
- まばたきの回数が増える
代償動作による症状
- 眉毛を上げて目を開けようとする(眉毛挙上)
- おでこにしわが深く刻まれる
- 顎を上げて見るような姿勢になる
身体的な不調
疲労症状
- 目の疲れが取れない
- 慢性的な眼精疲労
- 集中力の低下
頭痛・肩こり
- 前頭部の頭痛
- 首筋から肩にかけてのこり
- 慢性的な筋緊張
視野の狭窄
- 上方視野が狭くなる
- 階段の上り下りで足元が見えにくい
- 車の運転時に標識が見えにくい
心理的な影響
眼瞼下垂は見た目にも大きく影響するため、以下のような心理的な負担を感じる方も少なくありません:
- 人との会話で目を見て話すことに自信がない
- 写真撮影を避けるようになる
- 外出する機会が減る
- 対人関係に消極的になる
放置するとどうなる?眼瞼下垂によるリスク
眼瞼下垂を放置すると、症状は徐々に進行し、様々なリスクが生じる可能性があります。
身体的なリスク
視機能の低下
- 視野欠損の進行
- 両眼視機能の障害
- 深視力の低下
姿勢の悪化
- 顎を上げる姿勢の定着
- 首や肩への負担増加
- 脊椎への影響
慢性疲労の進行
- 眼精疲労の慢性化
- 全身の疲労感
- 睡眠の質の低下
日常生活への影響
安全面のリスク
- 車の運転時の視野制限
- 階段での転倒リスク増加
- 物にぶつかりやすくなる
仕事・学習への影響
- 集中力の持続困難
- 作業効率の低下
- パソコン作業時の負担増加
心理的・社会的なリスク
対人関係への影響
- コミュニケーションの質の低下
- 社交的な活動の減少
- 自己肯定感の低下
美容面での影響
- 老け見えの進行
- 表情の硬化
- 自然な笑顔の困難
眼瞼下垂のセルフチェック方法
眼瞼下垂かどうかを簡単に確認できるセルフチェック方法をご紹介します。以下の項目に当てはまる数が多いほど、眼瞼下垂の可能性が高くなります。
基本的なチェック項目
鏡を見ながら確認
□ 黒目の上部が上まぶたに隠れている
□ 左右の目の開き方に明らかな差がある
□ 目を大きく開けようとしても十分に開かない
□ 上まぶたが瞳孔にかかっている
日常生活での症状
□ 常に眠そうに見えると言われる
□ 目つきが悪いと言われたことがある
□ 写真で目が小さく写る
□ 目の疲れを感じやすい
代償動作の確認
□ 無意識に眉毛を上げている
□ おでこにしわがよりやすい
□ 顎を上げて物を見る癖がある
□ まぶたに力を入れないと目が開けにくい
より詳細なセルフチェック
機能面のチェック
□ 朝起きた時に目が開けにくい
□ 夕方になると目が開けにくくなる
□ 上方を見上げるのが辛い
□ 長時間の読書やパソコン作業で疲れやすい
身体症状のチェック
□ 頭痛がよく起こる
□ 肩こりが慢性化している
□ 目の奥の痛みを感じる
□ 集中力が続かない
家族・友人による客観的チェック
第三者の意見も参考になります:
- 「いつも疲れて見える」と言われる
- 「目が小さくなった」と指摘される
- 「眠そうに見える」と頻繁に言われる
5つ以上該当する場合は、眼瞼下垂の可能性が高いため、専門医への相談をお勧めします。
眼瞼下垂の治療法|手術の種類と流れ
眼瞼下垂の治療には、症状の程度や原因に応じて複数の選択肢があります。CLINIC Wでは、患者様の症状やライフスタイルに合わせて最適な治療法をご提案しています。
非手術療法
軽度の眼瞼下垂や一時的な症状改善を希望される場合:
まぶた体操
- 眼瞼挙筋を鍛える運動
- 1日数回、意識的にまぶたを大きく開閉
- 症状の進行予防効果
生活習慣の改善
- コンタクトレンズの適切な使用
- 目をこする習慣の改善
- 十分な睡眠と目の休息
手術療法の種類
1. 切らない眼瞼下垂(埋没法)
特徴
- まぶたを切開せずに治療
- ダウンタイムが短い
- 軽度から中等度の眼瞼下垂に適応
施術方法
- 粘膜側からアプローチ
- 特殊な糸で挙筋腱膜と瞼板を固定
- 同時に希望の二重ラインも作成可能
適応症例
- 比較的軽度な眼瞼下垂
- ダウンタイムを短くしたい方
- まずは低侵襲な治療を希望される方
CLINIC Wでの施術の特徴
- 3,000例を超える埋没法の実績を活用
- ダウンタイムを最小限に抑える独自の技術
- 自然な仕上がりを重視したデザイン
2. 眼瞼下垂手術(挙筋前転法)
特徴
- 根本的な治療が可能
- 中等度から重度の眼瞼下垂に対応
- 長期間の効果が期待できる
施術方法
- 希望の二重ライン上でまぶたを切開
- ゆるんだ挙筋腱膜を瞼板から分離
- 適切な位置で挙筋腱膜と瞼板を再縫合
- 必要に応じて眼窩脂肪やたるみを除去
手術の流れ(CLINIC Wの場合)
1. 術前カウンセリング
- 症状の詳細な診察
- 治療方針の説明
- デザインのシミュレーション
- リスクや費用の説明
2. 手術当日
- 笑気麻酔・局所麻酔
- 手術時間:90分程度
- 術後すぐにお帰りいただけます
3. 術後管理
- 1週間後に抜糸
- 定期的な経過観察
- アフターケアサポート
治療法の選択基準
切らない眼瞼下垂を選ぶ場合
- 軽度から中等度の症状
- ダウンタイムを短くしたい
- まずは低侵襲な治療を試したい
- 将来的に手術を検討する可能性がある
挙筋前転法を選ぶ場合
- 中等度から重度の症状
- 根本的な改善を希望
- 長期間の効果を求める
- 同時にまぶたのたるみも治療したい
眼瞼下垂の手術費用と保険適用の条件

眼瞼下垂の治療費用は、症状の程度や治療方法によって大きく異なります。また、保険適用の可否も重要なポイントです。
保険適用の条件
保険適用となる場合
- 機能的な視野障害が認められる
- 日常生活に支障をきたしている
- 医師が医学的に治療が必要と判断
具体的な基準
- 黒目の中心部が上まぶたで隠れている
- 視野検査で上方視野の欠損が確認される
- 眼瞼挙上テストで明らかな改善が見られる
保険適用での費用目安
- 3割負担の場合:約15,000円〜30,000円
- 術前検査、手術、術後管理を含む
自費診療の場合
切らない眼瞼下垂
- 片目:150,000円〜250,000円程度
- 両目:200,000円〜300,000円程度
挙筋前転法
- 片目:250,000円〜400,000円程度
- 両目:450,000円〜700,000円程度
費用に含まれるもの
基本的な費用に含まれるもの
- 術前カウンセリング
- 手術費用
- 麻酔代
- 術後1回目の診察
- 基本的なアフターケア
別途費用がかかる可能性があるもの
- 術前検査(保険適用を検討する場合)
- 追加の診察・処置
- 処方薬
- 特別なアフターケア用品
保険適用を受けるためのポイント
事前準備
- 症状の記録をつける(いつから、どの程度など)
- 日常生活への影響をまとめる
- 他院での診察履歴があれば持参
診察時のポイント
- 症状を正確に伝える
- 困っていることを具体的に説明
- 視野検査などの客観的検査を受ける
注意点
- 美容目的のみの場合は保険適用外
- 軽度の症状では適用されない場合が多い
- 医師の総合的な判断が重要
美容目的と医療目的の違いと注意点
眼瞼下垂の治療は、医療目的と美容目的で大きく異なります。適切な判断のために、それぞれの特徴を理解することが重要です。
医療目的の眼瞼下垂治療
主な目的
- 機能的な改善(視野の確保)
- 日常生活の質の向上
- 身体症状の軽減
治療の特徴
- 機能回復を最優先
- 見た目の美しさは二次的
- 保険適用の可能性がある
適応となる症状
- 明らかな視野障害
- 日常生活に支障をきたす程度の症状
- 頭痛・肩こりなどの身体症状
美容目的の眼瞼下垂治療
主な目的
- 見た目の改善
- より魅力的な目元の形成
- 理想的な二重ラインの作成
治療の特徴
- 美しさを重視したデザイン
- 患者様の希望に沿った仕上がり
- 自費診療となる
選択される理由
- より自然で美しい仕上がりを希望
- 同時に理想的な二重を作りたい
- きめ細かなデザインの調整を求める
判断のポイント
医療目的が適している場合
- 明らかな機能的問題がある
- 費用を抑えたい
- 機能回復が最優先
美容目的を選ぶメリット
- デザインの自由度が高い
- より自然で美しい仕上がり
- 患者様の希望を最大限反映
CLINIC Wでのアプローチ 当院では、患者様の症状と希望を総合的に判断し、最適な治療方針をご提案いたします:
- まず機能的な問題の程度を評価
- 患者様のご希望を詳しくお聞き
- 保険適用の可能性を検討
- 美容面での改善も含めた総合的な提案
注意すべきポイント
治療選択時の注意点
- 症状の程度を正確に把握する
- 自分の希望を明確にする
- 費用と効果のバランスを考慮する
- セカンドオピニオンも検討する
トラブル回避のために
- 事前のカウンセリングを十分に受ける
- 治療方針について納得してから決定する
- アフターケアについても確認する
眼瞼下垂手術のダウンタイムと術後経過
眼瞼下垂手術のダウンタイムは、治療方法によって大きく異なります。CLINIC Wでの豊富な症例経験をもとに、詳細な経過をご説明します。
切らない眼瞼下垂のダウンタイム
手術当日
- 軽度の腫れと違和感
- 目の開閉に若干の重たさ
- 内出血が生じる場合もある
1〜3日目
- 腫れのピーク
- 朝起きた時に特に腫れが目立つ
- 違和感は徐々に軽減
4〜7日目
- 腫れが引き始める
- 内出血は色が変化(紫→青→黄色)
- 日常生活への支障は軽減
1〜2週間
- 腫れはほぼ軽快
- 違和感もかなり改善
- メイクで十分にカバー可能
1〜3ヶ月
- ほぼ完成形に近づく
- 自然な目の開閉が可能
- 組織と糸が完全に馴染む
挙筋前転法のダウンタイム
手術当日
- 中等度の腫れと痛み
- 眼帯をして帰宅
- 痛み止めの服用が必要
1〜3日目
- 腫れと内出血がピーク
- 軽度の痛みが続く
- 目の開閉に制限がある
1週間
- 抜糸を実施
- 腫れは徐々に軽減
- 傷跡は赤みがある状態
2〜3週間
- 腫れはかなり改善
- 内出血もほぼ消失
- 傷跡の赤みが薄くなる
1〜3ヶ月
- 傷跡がほぼ目立たなくなる
- 自然な仕上がりに
- 最終的な結果が確認できる
6ヶ月〜1年
- 傷跡が完全に安定
- 組織が完全に馴染む
ダウンタイムを短縮するコツ
術前の準備
- 血行促進食品を控える
- 十分な休養をとる
- 禁煙・禁酒を心がける
術後のケア
- 適切な冷却(48時間まで)
- 頭部を高くして休む
- 処方薬を指示通り服用
- 目をこすらない
CLINIC Wオリジナルのケア
- 術後専用の冷却パック提供
- 腫れを軽減する漢方薬処方
- 医療用LED(KOライト)による治癒促進
- きめ細かなアフターフォロー
日常生活への復帰の目安
仕事・学校
- デスクワーク:2〜3日後から
- 人前に出る仕事:1週間後から
- 重労働:2週間後から
スポーツ・運動
- 軽い運動:1週間後から
- 激しい運動:2〜3週間後から
- 水泳:1ヶ月後から
日常動作
- シャワー:当日から可能
- 入浴:1週間後から
- メイク:手術方法により異なる
- コンタクトレンズ:1週間後から
まとめ
眼瞼下垂は、見た目の問題だけでなく、機能的な障害も引き起こす重要な疾患です。適切な診断と治療により、大幅な改善が期待できます。
眼瞼下垂治療のポイント
- 早期の発見と適切な診断が重要
- 症状の程度に応じた治療法の選択
- 経験豊富な医師による施術
- 丁寧なアフターケア
CLINIC Wの強み
- 全国レベルの豊富な実績(10,000件以上の症例)
- 東京大学医学博士号を持つ院長の確かな技術
- 埋没法3,000例を超える専門技術
- ダウンタイムを最小限に抑える独自の手法
群馬県高崎市にあるCLINIC Wでは、患者様一人ひとりの症状とご希望に合わせて、最適な眼瞼下垂治療をご提案いたします。切らない眼瞼下垂から全切開での挙筋前転まで、症状やご予算に応じて幅広く対応可能です。
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