2025.10.23

整形に失敗したと感じたら?よくある原因・対処法・後悔しないためのポイントを解説

美容整形は人生を前向きにする素晴らしい選択肢ですが、「思っていた仕上がりと違う」「失敗したかもしれない」と不安を抱える方も少なくありません。この記事では、整形で失敗したと感じる主なパターンから正しい対処法、そして後悔しないためのクリニック選びのポイントまで、群馬県高崎市のCLINIC Wが経験豊富な医師の視点から詳しく解説します。

整形で「失敗した」と感じる主なパターンとは

美容整形において「失敗」と感じるケースは、大きく分けて以下の3つのパターンに分類されます。

1. 仕上がりが希望と異なるケース

最も多いのが、完成した仕上がりが自分のイメージと違っていたというケースです。二重の幅が広すぎる、鼻の形が不自然、輪郭が思ったより変わらなかったなど、期待していた結果と実際の仕上がりにギャップがあると「失敗した」と感じてしまいます。

このパターンでは、必ずしも医療的な問題があるわけではなく、デザインの認識のすれ違いや、事前のコミュニケーション不足が原因となることが多いです。

2. 左右差や不自然さが目立つケース

二重の幅が左右で違う、鼻筋が曲がっている、フェイスラインに凹凸があるなど、明らかに左右非対称や不自然さが残ってしまうケースです。技術的な問題や、もともとの骨格・組織の状態が影響していることがあります。

3. 合併症や後遺症が生じたケース

感染、過度の腫れ、しこり、皮膚の壊死、神経損傷による感覚麻痺など、医学的な合併症が生じた場合です。これらは医療行為に伴うリスクとして一定の確率で起こりうるものですが、適切な対処が必要となります。

また、ダウンタイム中の一時的な腫れや内出血を「失敗」と勘違いしてしまうケースもあります。完成形を見る前に過度に不安になることは避けたいところです。

整形失敗の原因|医師選び・カウンセリング不足・デザインミスなど

整形で思うような結果にならない背景には、いくつかの共通した原因があります。

1. 経験不足の医師による施術

美容外科医にはそれぞれ得意分野があります。二重埋没が得意な医師、鼻整形に特化した医師、フェイスリフトの経験が豊富な医師など、専門性は様々です。自分が受けたい施術について十分な経験と実績がない医師に依頼してしまうと、技術的な問題から理想の仕上がりにならないリスクが高まります。

2. カウンセリング時間の不足

大手クリニックなどでは、一人あたりのカウンセリング時間が短く、十分なコミュニケーションが取れないまま施術日を決めてしまうケースがあります。希望するデザインの細かいニュアンスや、リスクについての説明が不十分だと、術後に「こんなはずじゃなかった」という事態を招きます。

3. デザインの認識のずれ

患者様が希望する「自然な二重」と、医師が考える「自然な二重」が一致していなかったり、写真や言葉だけでのやり取りでは細かいニュアンスが伝わりきらなかったりすることがあります。事前のデザインシミュレーションが不十分だと、完成後に「イメージと違う」となってしまうのです。

4. 骨格や組織の状態に合わない施術選択

まぶたの脂肪が厚いのに埋没法を選んでしまい糸が取れやすくなる、皮膚のたるみが強いのに注入治療だけで済まそうとするなど、患者様の状態に適さない施術方法を選ぶと、効果が不十分だったり、持続期間が短かったりします。

5. 価格だけでクリニックを選んでしまう

「安いから」という理由だけでクリニックを選ぶのは危険です。特に、相場より大幅に安い場合は、カウンセリングやアフターフォローが不十分だったり、流れ作業のような施術になっていたりする可能性があります。費用の安さの裏には必ず理由があることを理解しておきましょう。

ダウンタイム中に不安になりやすい症状と見極め方

整形後のダウンタイム中は、腫れや内出血などの症状が出るため、「失敗したかも」と不安になる方が多くいらっしゃいます。しかし、多くの場合、これらは正常な経過であり、時間とともに改善していきます。

正常な範囲の症状

  • 腫れ:術後2〜3日がピークで、1〜2週間かけて徐々に引いていきます。朝起きた直後は特に腫れやすい傾向があります。
  • 内出血:紫色や青色の変色が見られますが、1〜2週間で黄色く変化し、その後消失します。
  • 左右差:腫れの程度に左右差が出ることはよくあります。完全に腫れが引く1ヶ月後くらいまで様子を見ましょう。
  • つっぱり感・違和感:組織が馴染むまでの一時的なもので、通常1〜2週間で軽減します。
  • 二重ラインの食い込みが強い:腫れている時期は二重ラインが強調されて見えますが、完成形ではありません。

医師に相談すべき症状

  • 激しい痛みが続く:通常、痛みは数日で治まります。痛み止めが効かない激痛は感染などの可能性があります。
  • 熱感や赤みの悪化:感染症の兆候である可能性があります。
  • 極端な左右差:片方だけが異常に腫れている、片方だけ痛むなどは要注意です。
  • 糸の露出:埋没法で糸が表面に出てきた場合は早めの対処が必要です。
  • 視力の変化:目の施術後に物が見えにくくなった場合は緊急性があります。

ダウンタイム中の心構え

ダウンタイム中の腫れた状態は完成形ではありません。鏡を見すぎたり、SNSで他の人の症例写真と比較しすぎたりすると、不安が増幅してしまいます。過度に気にしすぎず、医師から指示されたケアを守りながら、完成を待つ余裕を持つことが大切です。

不安な気持ちは当然ですが、ダウンタイム期間は回復のための大切な時間です。焦らず、適切なケアを続けましょう。

整形の失敗に気づいたときの正しい対処法

ダウンタイムが終わり、腫れが引いても明らかに希望と違う、または不自然さが残っている場合は、適切な対処が必要です。

1. まずは施術を受けた医師に相談する

最も大切なのは、まず施術を行った医師に相談することです。施術内容や経過を最もよく把握しているのは担当医ですし、多くのクリニックでは一定期間の保証制度やアフターフォローがあります。

遠慮せずに率直に「思っていた仕上がりと違う」「ここが気になる」と伝えましょう。状況によっては、もう少し待つことで改善する場合もあれば、修正が必要な場合もあります。

2. セカンドオピニオンを検討する

担当医に相談しても納得できる説明が得られない、対応が不誠実と感じる場合は、別のクリニックでセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。

この際、以下の情報を整理しておくとスムーズです:

  • 受けた施術の内容(術式、使用した材料など)
  • 施術日と経過期間
  • 現在の状態(写真があるとなお良い)
  • 施術前のカウンセリング内容

3. 修正治療の可能性を探る

状況によっては修正治療が可能なケースもあります。ただし、組織が安定するまでには一定期間(通常3〜6ヶ月以上)必要なことが多く、すぐには修正できないこともあります。

焦って次の施術を受けるのではなく、経験豊富な医師にしっかりと診察してもらい、最適なタイミングと方法を相談しましょう。

4. 記録を残しておく

カウンセリング時の説明内容、施術前後の写真、医師とのやり取りなどは記録として残しておくことをおすすめします。万が一、法的な相談が必要になった場合にも役立ちます。

修正手術が可能なケースと注意点

すべての失敗例で修正が可能というわけではありませんが、多くのケースで改善の余地はあります。

修正が比較的容易なケース

  • 埋没法の二重:糸を抜いて再度埋没する、または切開法に切り替えることが可能です。
  • ヒアルロン酸注入:溶解注射で元に戻すことができます。
  • ボトックス:時間経過で効果が切れるのを待つことができます。
  • 脂肪注入:定着しなかった分は吸収され、過剰な場合は脂肪吸引で調整可能です。

修正に専門技術が必要なケース

  • 切開を伴う施術の失敗:瘢痕組織の処理や再建が必要となり、高度な技術が求められます。
  • 鼻のプロテーゼ:入れ替えや除去は可能ですが、何度も繰り返すと組織にダメージが蓄積します。
  • 骨切り後の修正:削った骨は戻せないため、別のアプローチでバランスを整える必要があります。

修正治療を受ける際の注意点

修正治療は初回の施術よりも難易度が高く、組織の状態によっては完全に元通りにすることは困難な場合もあります。そのため、修正治療の経験が豊富な医師を選ぶことが極めて重要です。

また、何度も修正を繰り返すと組織へのダメージが蓄積し、さらに状況が悪化する可能性もあります。焦らず、信頼できる医師とじっくり相談して計画を立てましょう。

整形に失敗した人の体験談に学ぶ教訓

実際に整形で後悔した方々の体験から学べる共通の教訓があります。

教訓1:「安さ」だけで選ばない

多くの失敗例で共通しているのが、「キャンペーン価格だったから」「他より安かったから」という理由でクリニックや医師を選んだケースです。安さには必ず理由があり、カウンセリング時間の短さや経験不足の医師が担当することなどが隠れている可能性があります。

教訓2:流行に飛びつかない

SNSで話題の施術や、芸能人が受けたという施術に安易に飛びつくのは危険です。その施術が自分の骨格や肌質に合っているとは限りませんし、流行を追いすぎて不自然な仕上がりになることもあります。

教訓3:カウンセリングで納得するまで質問する

「こんなことを聞いたら失礼かな」「時間がないから早く決めないと」という遠慮や焦りから、疑問点を残したまま施術を受けてしまうケースが多くあります。美容整形は人生に関わる大きな決断です。納得するまで質問し、理解できるまで説明を求める権利があります。

教訓4:ダウンタイム中に過度に不安にならない

術後の腫れた状態を見て「失敗した」と思い込み、ストレスで余計に回復が遅れたり、完成前に修正を希望してしまったりするケースがあります。ダウンタイムは完成形ではないという理解を持ち、鏡を見すぎない、SNSで比較しすぎないことが大切です。

信頼できるクリニック選びのポイント

整形の成功は、何よりもクリニックと医師選びにかかっています。以下のポイントを参考に、慎重に選びましょう。

1. 医師の経験と専門性を確認する

その医師が自分の受けたい施術について、どれくらいの症例数と経験があるのかを確認しましょう。「二重埋没3,000例以上」「目の下のクマ治療に定評」など、具体的な実績があると安心です。

また、医学博士号の取得や、大手美容外科での院長経験、技術指導医としての経歴なども、専門性の高さを示す指標となります。

2. カウンセリングの質を重視する

初回カウンセリングで以下の点をチェックしましょう:

  • 十分な時間を取ってくれるか
  • こちらの希望を丁寧に聞いてくれるか
  • リスクやデメリットについても説明してくれるか
  • 無理な勧誘や、予算を大幅に超える提案をしてこないか
  • 質問に対して誠実に答えてくれるか

流れ作業のようなカウンセリングや、契約を急がせるような対応をするクリニックは避けるべきです。

3. 症例写真を確認する

その医師が実際に手がけた症例写真を見せてもらい、仕上がりのクオリティを確認しましょう。自分の希望する仕上がりに近い症例があるかどうかも重要なポイントです。

4. アフターフォロー体制を確認する

施術後のフォロー体制が整っているかも重要です。保証期間、術後の診察回数、何かあったときの連絡先などを事前に確認しておきましょう。

5. クリニックの雰囲気とスタッフの対応

院内の清潔さ、スタッフの対応、プライバシーへの配慮なども、クリニックの質を見極めるポイントです。患者様を大切にするクリニックは、細部まで行き届いた配慮があります。

6. 立地とアクセス

術後の通院を考えると、通いやすい場所にあるクリニックを選ぶことも大切です。何かあったときにすぐに相談できる距離感は安心につながります。

整形の後悔を防ぐために事前にできること

失敗や後悔を防ぐために、施術を受ける前にできる準備があります。

1. 徹底的に情報収集する

受けたい施術について、方法、ダウンタイム、リスク、相場などを事前に調べておきましょう。基礎知識があると、カウンセリングでの理解が深まり、医師との対話もスムーズになります。

2. 複数のクリニックでカウンセリングを受ける

可能であれば2〜3院でカウンセリングを受け、提案内容や医師の対応を比較検討しましょう。同じ悩みでも、医師によって提案する施術方法が異なることもあります。

3. 希望を明確にする

「どうなりたいか」を具体的にイメージし、参考写真などを用意しておくと、医師に希望が伝わりやすくなります。ただし、骨格や組織の状態によって完全に同じにはできないこともあるため、医師のアドバイスにも耳を傾けましょう。

4. 焦って決めない

カウンセリング当日に契約を迫られても、一度持ち帰ってじっくり考える時間を取りましょう。美容整形は一生に関わる決断です。納得してから受けることが何より重要です。

5. リスクを理解する

どんな施術にもリスクはあります。「絶対に失敗しない」という施術は存在しないことを理解し、起こりうるリスクと、その対処法について事前に確認しておきましょう。

6. 体調を整えておく

施術前は十分な睡眠を取り、体調を整えておくことで、術後の回復もスムーズになります。また、禁煙や血行促進食品を控えるなど、医師の指示に従った準備をしましょう。

法的トラブルや相談窓口について

万が一、医療ミスや説明義務違反などで法的な問題に発展する場合の相談窓口をご紹介します。

1. 国民生活センター・消費生活センター

美容医療サービスに関するトラブル相談を受け付けています。契約内容や費用についての相談も可能です。消費者ホットライン:188(いやや)

2. 医療安全支援センター

各都道府県に設置されており、医療に関する相談や苦情を受け付けています。医療機関との間で起きた問題について、中立的な立場からアドバイスを受けられます。

3. 弁護士への相談

明らかな医療過誤がある場合や、高額な損害が発生している場合は、医療問題に詳しい弁護士に相談することを検討しましょう。多くの法律事務所で初回無料相談を実施しています。

4. 日本美容外科学会

美容外科に関する相談窓口があり、患者様と医療機関の間のトラブルについて相談できる場合があります。

注意点

ただし、「仕上がりが気に入らない」というだけでは法的な問題にならないケースが多いです。医療過誤として認められるには、明らかな説明義務違反や技術的なミス、重大な後遺症などが必要となります。

まずは当事者間での話し合いを試み、それでも解決しない場合に、第三者機関への相談を検討するという順序が望ましいでしょう。

【重要】安易な施術選択が取り返しのつかない事態を招くことも

特に注意していただきたいのが、「安いから」「手軽だから」という理由だけで、肌診断やカウンセリングもなく漫然と施術を繰り返すことの危険性です。

例えば、シミやくすみの改善を目指して、適切な診断なしにトーニング治療だけを続けていると、かえって肝斑が悪化したり、色素沈着が進んだりするケースがあります。一度悪化してしまった肌状態を元に戻すのは非常に困難で、取り返しのつかない事態を招くこともあるのです。

美容医療において最も大切なのは、まずしっかりとした診断です。あなたの肌や体の状態を正確に把握し、それに基づいて最適な治療プランを立てることが、美しく安全な結果につながります。

価格の安さに惹かれて、診断もないまま流れ作業のような施術を受けることは、絶対に避けてください。後悔してからでは遅いのです。

まとめ:経験豊富な群馬県高崎市のCLINIC Wへご相談ください

美容整形で「失敗したかもしれない」と感じたときは、決して一人で悩まず、まずは主治医に相談することが第一歩です。そして、もし対応に納得できない場合や、セカンドオピニオンを希望される場合は、修正治療の経験が豊富なクリニックに相談しましょう。

CLINIC Wの強み

群馬県高崎市のCLINIC Wでは、院長の高橋渉医師が大手美容外科で院長・技術指導医として培った豊富な経験を活かし、他院での施術後の修正にも多数対応しております。

  • 豊富な修正治療の実績:二重埋没の修正、目の下のクマ治療の再施術、肌治療のトラブル対応など、幅広い修正治療に対応
  • 美容診療実績10,000件以上:確かな経験に基づく高度な技術
  • 東京大学医学博士号取得:医学的根拠に基づいた安全な治療
  • 丁寧なカウンセリング:お一人お一人の状態と希望に寄り添った診察
  • 地域密着型:高崎駅徒歩5分のアクセスで術後も通いやすい

このような方はぜひご相談ください

  • 他院で受けた二重埋没が取れてしまった、または左右差が気になる
  • 目の下のクマ治療を受けたが改善されなかった
  • 肌治療を続けているが効果を感じられない、逆に悪化した気がする
  • 施術後の仕上がりに納得できず、修正を検討している
  • これから美容整形を受けたいが、失敗したくないので経験豊富な医師に相談したい

後悔しない美容医療のために

美容医療は、正しい知識と技術、そして患者様との信頼関係があってこそ、素晴らしい結果をもたらします。CLINIC Wでは「優しい美容医療」をモットーに、患者様が安心して美しくなれる環境を整えております。

「こんなことで相談していいのかな」という小さな疑問や不安も、どうぞ遠慮なくお聞かせください。カウンセリングだけのご来院も大歓迎です。まずは一度、お気軽にご相談ください。

あなたの美しさへの想いを、確かな技術で実現するお手伝いをさせていただきます。諦めずに、ぜひCLINIC Wにご相談ください。

ドクター紹介

院長 高橋 渉

院長 高橋 渉

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資格

医学博士(東京大学)国際医学論文の執筆多数

所属学会

日本美容外科学会 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員

年表

2008年 新潟大学医学部医学科 卒業
2010年 多摩総合医療センター ジュニアレジデント
その後、東京大学医学部附属病院 シニアレジデント、助教
2020年 大手美容外科 入職
その後、高崎院初代院長、品川院院長、技術指導医を歴任
2022年 東京美容医療クリニック、ウィクリニック勤務開始
2023年 吉祥寺アイビークリニック、盛岡美容外科 勤務開始
2024年 高崎でCLINIC Wを開業

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