
「手と首は年齢を隠せない」と言われるように、首のシワは年齢が現れやすい部位です。顔はメイクでシワをカバーできても、首のシワは隠しにくく、意外と人目につきやすいもの。しかし、首のシワの原因は加齢だけではありません。
スマホを見る姿勢、枕の高さ、保湿不足など、日常生活の何気ない習慣が首のシワを作り、悪化させている可能性があります。本記事では、群馬県高崎市の美容皮膚科CLINIC Wが、首のシワができる仕組みから、意外な原因、予防・改善ケア、クリニックでの治療法まで徹底解説します。
首のシワができる仕組みと目立ちやすい理由
首のシワはなぜできるのか、そしてなぜ目立ちやすいのか。その仕組みを理解することが、効果的な対策の第一歩となります。

首の皮膚の特徴とシワができる仕組み
首の皮膚は顔よりも薄くデリケートで、皮脂腺が少ないため乾燥しやすい部位です。一方で汗はよくかくため、汗が蒸発する際に肌の水分も奪われ、さらに乾燥が進みます。また、首は日常的に動かす部位であり、この動きによって皮膚が折れ曲がり、シワが刻まれやすくなります。首の筋肉(特に広頚筋)は顔の筋肉と比べて弱く、加齢とともに衰えやすいため、皮膚を支えきれずにたるみやシワが生じます。
首のシワは、表皮の乾燥による小ジワ、真皮のコラーゲン・エラスチンの減少による深いシワ、筋肉の衰えによるたるみ、繰り返しの折り目の定着という4つのメカニズムで形成されます。
首のシワが目立ちやすい理由
首は衣服とのコントラストで目立ちやすく、光の当たり方でシワの影がはっきり見えます。会話の際に相手の視線が自然と首元に向かうため、思っている以上に人目に触れやすい部位です。
加齢による肌の弾力低下と首のシワの関係
加齢は首のシワの主要な原因の一つです。
加齢による肌の変化
20代をピークに、コラーゲンとエラスチンは年々減少します。これらが減少すると、肌は薄くなり弾力を失い、シワやたるみが生じます。特に首は顔よりコラーゲン密度が低いため、加齢の影響を受けやすい部位です。
加齢により皮膚が薄くなり、皮脂分泌が減少します。広頚筋が衰えると皮膚を支える力が弱まり、たるみやシワが生じます。
年齢別の首のシワの特徴
20代では乾燥による浅い横ジワ、30代ではコラーゲン減少によりシワがやや深く、40代ではコラーゲン・エラスチン減少が加速し深い横ジワと縦ジワが出現、50代以降は皮膚の薄化とたるみが進行し複数の深いシワが刻まれます。
スマホ首・姿勢の悪さがシワを作る原因に
近年、若い世代でも首のシワに悩む人が増えています。その大きな原因が「スマホ首」です。

スマホ首がシワを作るメカニズム
スマホ首とは、スマートフォンやパソコンを長時間使用する際に、頭を前に突き出し下を向いた姿勢を続けることで生じる症状です。この姿勢では首が通常の3〜4倍の負担を受けます。
下を向く姿勢で首の前面に折り目がつき、深いシワとして定着します。血流が悪化し肌の代謝が低下、筋肉が硬くなり皮膚の柔軟性も失われます。
その他の姿勢の問題
猫背は顔が前に出るため首に負担がかかります。デスクワーク時にパソコン画面が低すぎると下を向く姿勢になります。寝転がりながらのスマホや読書も首に不自然な負担をかけます。
現代人に増える若年層の首シワ
10代や20代でも首のシワに悩む人が増えているのは、スマホの普及が大きく影響しています。1日に数時間もスマホを見ている現代人は、知らず知らずのうちに首にシワを刻んでいるのです。
保湿不足や紫外線など外的要因も大きく関与
首のシワは外部からのダメージによっても進行します。
保湿不足
首は顔より皮膚が薄く、皮脂腺も少ないため非常に乾燥しやすい部位です。多くの人は顔のスキンケアには時間をかけても、首のケアは怠りがちです。肌が乾燥するとバリア機能が低下し、深いシワへと進行します。
紫外線ダメージ
紫外線、特にUVAは真皮まで到達しコラーゲンやエラスチンを破壊します。紫外線による「光老化」は自然な加齢よりも早く深いシワを引き起こします。顔には日焼け止めを塗っても首には塗り忘れる人が多く、紫外線は曇りの日や冬、室内でも降り注いでいます。
その他の外的要因
衣服やネックレスによる摩擦、PM2.5や排気ガスなどの大気汚染、エアコンによる乾燥も首のシワを悪化させる要因です。
枕の高さ・睡眠時の姿勢にも要注意
意外と見落とされがちなのが、睡眠時の姿勢や枕の問題です。

高すぎる枕の問題と理想的な高さ
枕が高すぎると、寝ている間ずっと首が前に曲がった状態が続き、首の前面に折り目がつきやすくなります。一晩で6〜8時間も同じ姿勢を続けるため、枕の高さの影響は非常に大きいのです。理想的な枕は、仰向けに寝た時に首と背骨が真っ直ぐのラインになる高さ(仰向け寝で3〜5cm、横向き寝で10〜15cm程度)です。
寝る姿勢と枕選びのポイント
仰向け寝が最も首に負担が少ない姿勢です。横向き寝は片側の首に体重がかかり、うつ伏せ寝は首に最も負担がかかります。枕は首の高さに合わせて調整でき、適度な硬さがあり、通気性が良く、首のカーブをサポートする形状のものを選びましょう。
首のシワを悪化させるNG習慣とは
知らず知らずのうちに行っている習慣が、首のシワを悪化させている可能性があります。
避けるべき習慣
過度なマッサージ(摩擦でコラーゲンが損傷)、首のスキンケアを怠る、紫外線対策を怠る、長時間同じ姿勢を続ける、熱いお湯での洗顔、急激なダイエット、首を冷やすことなどは避けましょう。
自宅でできる首のシワ予防・改善ケア
日常生活で実践できる、首のシワの予防・改善ケアをご紹介します。

首のストレッチ
前後ストレッチ(顔を上に向け5秒、顎を胸に近づけ5秒)、左右ストレッチ(頭を左右に傾け各5秒)、回旋ストレッチ(首を左右に回し各5秒)を、それぞれ3〜5回繰り返します。1日に数回、長時間同じ姿勢を続けた後に行うと効果的です。
適度なマッサージ
マッサージクリームやオイルを首に塗り、指の腹を使って鎖骨から顎に向かって優しく撫で上げます。強い力は加えず、肌を擦らないように注意しましょう。1回5分程度、週に2〜3回が目安です。
枕の見直し
現在使っている枕の高さをチェックし、高すぎる場合は低めの枕に変えましょう。首のカーブをサポートする頚椎支持型枕もおすすめです。
スキンケアアイテムの選び方と効果的な塗り方
首のシワ予防・改善には、適切なスキンケアが欠かせません。
スキンケアアイテムの選び方
セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、スクワランなどの高保湿成分配合のアイテムを選びましょう。また、レチノール、ナイアシンアミド、ペプチド、ビタミンC誘導体など、コラーゲン生成を促進するエイジングケア成分配合のものが効果的です。首専用クリームや、SPF30以上・PA+++以上の日焼け止めも必須です。
美容クリニックで受けられる首のシワ治療法
ボトックス注射
広頚筋の動きを抑制し、縦ジワや横ジワを改善します。筋肉の働きを弱めることで皮膚表面を滑らかにし、小じわやちりめんジワにも効果的です。効果は3〜6ヶ月持続し、ダウンタイムはほとんどありません。
プロファイロ(次世代ヒアルロン酸)
イタリアIBSA社開発の高濃度ヒアルロン酸で、世界80カ国以上、50万以上の症例実績があります。分子量の異なる2種類のヒアルロン酸で線維芽細胞を活性化し、肌を根本から再構築する「バイオリモデリング」治療です。少ない注入ポイントで広範囲に効果が広がり、肌全体のハリと弾力を向上させます。初回と4週間後の計2回施術で、効果は6〜12ヶ月持続します。
従来のヒアルロン酸のように特定の部位を膨らませるのではなく、非常に柔らかく流動性が高いため、数カ所への注入で広範囲に効果が広がります。肌全体の若々しさを取り戻す「全体的アプローチ」の治療法です。首のシワ改善、たるみ改善、肌質向上に優れた効果を発揮します。
ジャルプロ スーパーハイドロ(肌育注射)
高濃度ヒアルロン酸、7種類のアミノ酸、3種類のペプチドを配合したイタリア製の肌再生治療です。肌を支えるリガメント(靭帯)を強化し、自然なリフトアップとハリを実現します。150万件以上の実績があり、非架橋ヒアルロン酸使用で血管閉塞リスクが極めて低く安全です。直後からリフトアップ効果を実感でき、1ヶ月間隔で3回の施術がおすすめ。効果は6〜12ヶ月持続します。
「肌の骨組みを強くする」という考え方で、単に膨らませるのではなく肌質そのものを改善します。リガメントの密度を高めることで自然なリフトアップを実現し、即効性と持続性の高い保水効果も特徴です。
ボライト(肌質改善ヒアルロン酸)
アラガン社製の最も粘度が低いヒアルロン酸製剤で、首の小ジワや肌質改善に特化しています。真皮層に均一に広がり、肌の内側から水分を保持し、自然なハリと潤いを与えます。1回の施術で約9ヶ月間、保水性改善と小ジワの改善が期待できます。ダウンタイムはほとんどありません。
低濃度ヒアルロン酸でありながら約9ヶ月の持続効果を実現。柔らかく均一に広がる特性により、自然なツヤ感が得られます。
サーマニードルEVO(マイクロニードルRF)
極細針とRF(ラジオ波)を組み合わせた最新治療で、CLINIC Wでは北関東初導入の「サーマニードルEVO」を使用しています。真皮層に直接ラジオ波を届け、コラーゲンとエラスチンの生成を促進します。RFの熱エネルギーによる止血効果でダウンタイムが少なく、首の皮膚の薄さに合わせた治療が可能です。エクソソームやラコスなどの薬剤導入オプションで、さらなる効果が期待できます。効果は6ヶ月〜1年持続します。
RFの熱エネルギーによる止血効果で目立つ出血がなく、ダウンタイムを大幅に軽減できます。針の深さを調整できるため、皮膚の薄い首にも安全に施術可能です。
あなたに最適な治療法をご提案
首のシワの状態は人それぞれ異なります。浅い小じわ、深い横ジワ、縦ジワ、乾燥、たるみなど、お悩みに応じて最適な治療法は異なります。
治療選びの目安:
・縦ジワが目立つ → ボトックス注射
・首全体のシワ・たるみ → プロファイロ
・肌質改善・リフトアップ → ジャルプロ スーパーハイドロ
・細かい小じわ・乾燥 → ボライト
・小じわ・くすみ・肌質改善 → サーマニードルEVO
複数の治療を組み合わせることで、より効果的な首のシワ治療が可能です。
CLINIC Wの首のシワ治療の特徴
群馬県高崎市のCLINIC Wでは、患者様一人ひとりの首のシワの状態、原因、ご希望に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。
医学博士号取得(東京大学)の院長、美容診療実績10,000件以上、豊富な治療メニュー、正規製剤のみ使用、「手打ち」による精密注入、明確な料金体系、無料カウンセリング実施
・無料カウンセリング実施
首のシワでお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。あなたに最適な治療法を、経験豊富な医師がご提案いたします。
まとめ
首のシワは、加齢だけでなく、スマホ首、姿勢の悪さ、保湿不足、紫外線、枕の高さなど、様々な要因が複合的に関与しています。日常生活の何気ない習慣を見直すことで、首のシワの予防・改善が可能です。特に現代人に多いスマホ首は、若い世代でも首のシワを作る大きな原因となっているため、早めの対策が重要です。
首のシワ対策のポイント:
・正しい姿勢を心がける(スマホは目線の高さで)
・首のストレッチで血流改善
・顔と同じように首もしっかり保湿
・首にも日焼け止めを塗る習慣をつける
・枕の高さを見直す
・過度なマッサージは避ける
・深いシワや早く改善したい場合はクリニック治療を検討
首のシワは一度できると完全に消すのは難しいため、予防が何より大切です。今日から、首のケアを習慣にしましょう。CLINIC Wでは、首のシワに関する無料カウンセリングを実施しています。気になる方は、お気軽にご相談ください。
群馬県高崎市で首のシワ治療をお考えなら、CLINIC Wまでお問い合わせください。



