
毎朝のメイクで、二重のりや二重テープ(アイプチなど)を使用して二重ラインを作っている方は少なくありません。群馬県高崎市のCLINIC W(クリニックダブリュー)にご来院される患者様の中にも非常に多くいらっしゃいます。
手軽に目元の印象を変えられる便利なアイテムですが、「うまく二重にならない」「まぶたがかぶれてしまった」「将来まぶたが伸びると聞いて不安」といったお悩みを抱えている方も少なくありません。
この記事では、二重のり(アイプチ)の基本的な仕組みや正しい使い方、知っておくべきリスク、そして医学的な観点から見た「使い続けることの影響」について詳しく解説します。これから二重メイクを始める方も、長年愛用している方も、目元の健康と美しさを守るための参考にしてください。
二重のり(アイプチ)とは?仕組みと種類

一般的に「アイプチ」という名称で親しまれているアイテムの多くは、正式には「二重まぶた化粧品」に分類されます。「アイプチ」は元々特定の商品名でしたが、現在では二重を作るグルー(のり)やテープ全般を指す言葉として広く定着しています。
二重のりの基本的な仕組み
二重のり(リキッドタイプ)は、まぶたの皮膚に専用の接着剤を塗布し、物理的に皮膚同士を接着させる、または皮膜を作って皮膚を折り込ませることで、人工的な二重ライン(ヒダ)を形成する仕組みです。
本来の二重まぶたは、目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)の枝が皮膚につながっており、目を開けたときにその部分が引き込まれることでラインが生まれます。二重のりは、この構造を皮膚の表面から擬似的に再現するものです。
二重のりと二重テープの違い
二重を作るアイテムには大きく分けて「のり(リキッド)タイプ」と「テープタイプ」があります。それぞれの特徴を理解し、ご自身のまぶたに合ったものを選ぶことが大切です。
1. 二重のり(リキッドタイプ)
- 特徴: 筆でまぶたに液体を塗り、乾く前にプッシャーで押し込んで接着します。
- メリット: 塗る幅や位置を自由に調整できるため、さまざまな目の形に対応しやすいです。仕上がりの微調整が可能です。
- デメリット: 乾燥に時間がかかる、塗りムラができると汚くなる、水や汗に弱い製品が多い傾向があります。
2. 二重テープ(テープタイプ)
- 特徴: あらかじめ三日月型や細い繊維状になったテープをまぶたに貼ります。「片面接着(折り込み式)」と「両面接着(埋没式)」があります。
- メリット: 貼るだけなので時短になります。接着力が比較的強く、厚いまぶたでも固定しやすい場合があります。
- デメリット: テープのテカリや端が目立ちやすく、メイクで隠しにくいことがあります。貼る位置を間違えると修正が難しく、一度剥がすと粘着力が落ちます。
二重のりが「向いている人」と「向いていない人」
誰でも簡単に理想の二重が作れるわけではありません。まぶたの状態によって、向き不向きがあります。
向いている人の特徴
- まぶたの皮膚が薄い人: 皮膚が柔らかく薄い方は、のりの接着力だけで容易に折り目がつきやすく、綺麗な二重を作りやすい傾向があります。
- うっすらと二重の線がある人: 奥二重の方や、体調によって二重になる方は、そのラインを補強する形で使用すると自然に仕上がります。
- まぶたの脂肪が少ない人: 腫れぼったさがないスッキリした目元の方は、接着部分が反発しにくいため長時間キープしやすいです。
うまくいきにくい人の特徴
- まぶたが厚く腫れぼったい人: 皮下脂肪や眼輪筋が厚い場合、のりの接着力が皮膚の反発力に負けてしまい、すぐに戻ってしまうことがあります。
- 蒙古ひだ(もうこひだ)が張っている人: 目頭の皮膚の突っ張りが強い場合、平行二重を作ろうとしても蒙古ひだの力で末広型に戻りやすくなります。
- 敏感肌・アレルギー体質の人: 接着成分(ゴムラテックスやアクリル系粘着剤)に反応し、赤みやかゆみが出やすい方は使用を控えるべきです。
二重のりがうまくいかない原因とは?

「すぐに取れてしまう」「汚くなってしまう」という場合、以下のような原因が考えられます。
1. まぶたの油分・水分が残っている
これが最も多い失敗原因です。スキンケアの直後や、皮脂が残っている状態で使用すると、接着力が大幅に低下します。
2. 塗る範囲・貼る位置が間違っている
欲張って広い二重幅を作ろうとして、まつ毛から離れすぎた高い位置に接着面を作ると、目が開きにくくなり、不自然な仕上がりになります。また、厚く塗りすぎると乾きが遅く、ヨレの原因になります。
3. 乾燥時間を待っていない
リキッドタイプの場合、半乾きの状態でプッシャーを押し当てると、白く固まったり接着力が弱まったりします。メーカー推奨の乾燥時間を守ることが重要です。
医師が教える二重のりの正しい使い方とコツ
皮膚への負担を最小限に抑えつつ、綺麗に仕上げるための基本ステップをご紹介します。
STEP 1:まぶたの油分をオフする
洗顔後、スキンケア(化粧水・乳液)を行います。その後、二重のりを塗る部分だけ、コットンやティッシュで優しく押さえて油分を取り除きます。これが長持ちさせる最大のコツです。
STEP 2:理想のライン(塗る位置)を決める
付属のプッシャーをまぶたに軽く当て、目を開けたときに自然に二重になる位置を探します。欲張らず、無理なく目が開く位置を見つけるのがポイントです。
STEP 3:薄く均一に塗る
決めたラインを中心に、半円を描くように薄く塗ります。厚塗りは厳禁です。乾きにくく、仕上がりが目立つ原因になります。
STEP 4:適切に乾かす
透明になるタイプなどは、透明になるまでしっかり待ちます。ドライヤーの冷風(弱風)を遠くから当てて乾かすのも効果的です。
STEP 5:プッシャーで押し込み、目を開ける
のりが乾いたら、プッシャーをラインに食い込ませるように当て、ゆっくりと目を開けます。数秒キープして皮膚を接着させます。
STEP 6:形を整える
プッシャーの反対側などで、目頭や目尻のラインを整えます。最後に指で軽く押さえて馴染ませます。
【重要】落とすときは絶対にこすらない 無理に剥がすと皮膚が伸びてしまいます。必ずクレンジング剤や専用のリムーバーをたっぷり含ませたコットンでふやかし、優しく拭き取ってください。
二重のりを使い続けるデメリットとリスク
美容クリニックとして、ここが最もお伝えしたいポイントです。長期間の二重のり使用は、まぶたに不可逆的(元に戻らない)なダメージを与える可能性があります。
1. まぶたの皮膚が伸びる・たるむ
毎日皮膚を引っ張り、接着剤で固定し、剥がすという行為を繰り返すと、皮膚は確実に伸びていきます。一度伸びてしまった皮膚は、自然治癒や化粧品では元に戻りません。将来的に「皮膚のたるみ取り」という外科手術が必要になるリスクが高まります。
2. 接触性皮膚炎(かぶれ)
接着成分によるアレルギー反応や、剥がす際の物理的刺激により、まぶたが赤く腫れたり、ガサガサになったりします。炎症を繰り返すと、皮膚が硬く厚くなる「苔癬化(たいせんか)」という状態になり、二重整形をする際にも綺麗なラインが出にくくなることがあります。
3. 眼瞼下垂(がんけんかすい)の進行
まぶたを無理に持ち上げたり、オフの際に強くこすったりすることで、まぶたを持ち上げる筋肉(挙筋腱膜)がダメージを受けることがあります。これにより、目の開きが悪くなる「眼瞼下垂」を引き起こす可能性があります。若い方でも、長年のアイプチ使用により眠そうな目になってしまうケースが見受けられます。
「使い続けると本物の二重になる」は本当か?
よくある噂ですが、医学的には「ほとんどの場合、定着しない」が正解です。
稀に、加齢によりまぶたが痩せたり、長年の使用で皮膚にクセがついたりして二重のような線が残ることはあります。しかし、それは本来の二重の構造とは異なり、単なる「シワ」や「たるみ」であるケースが多いのです。
また、「寝ている間もつけてクセ付けをする」という方法は推奨できません。就寝中はまぶたを閉じる必要があるのに、無理やり開いた状態に固定すると目が乾燥し、眼球(角膜)を傷つける恐れがあります。また、24時間皮膚を接着剤で覆うことは、皮膚トラブルのリスクを跳ね上げます。
二重のり以外の選択肢:美容医療という考え方

「毎朝の時間がもったいない」「まぶたのダメージが心配」「海やプールで取れるのが怖い」という方にとって、美容医療による二重術は非常に有効な解決策です。
二重埋没法(まいぼつほう)
メスを使わず、医療用の極細の糸でまぶたの内側を留めて二重を作る方法です。
- メリット: ダウンタイムが短く(数日〜1週間程度)、やり直しが可能。傷跡がほとんど残らない。
- CLINIC Wの特徴: 当院では、まぶたへの負担を最小限に抑え、取れにくい工夫を凝らした埋没法を提供しています。
二重切開法(せっかいほう)
ご希望のラインに合わせて皮膚を切開し、確実に二重を作る方法です。
- メリット: 半永久的な二重が作れる。厚いまぶたや、たるみの強いまぶたにも対応可能。
- CLINIC Wの特徴: 丁寧な縫合技術により、自然で美しい傷跡を目指します。
「整形は怖い」と感じる方も多いですが、最近では「メイクの延長」として、まぶたの健康を守るために埋没法を選択される方が増えています。二重のりを10年買い続けるコストと手間、そして将来の皮膚のたるみリスクを天秤にかけた時、早期の医療的介入の方がメリットが大きい場合も多々あります。
群馬県高崎市のCLINIC Wでのアプローチ
CLINIC Wでは、二重のりやアイテープの使用状況、まぶたの皮膚の状態を丁寧に診察した上で、最適な治療プランをご提案します。
1. ダメージのあるまぶたへの配慮
長年の二重のり使用で皮膚が荒れている場合、まずは皮膚炎の治療を優先したり、炎症が落ち着いてから施術を行ったりするなど、安全性を第一に考えます。
2. 「自然さ」へのこだわり
「いかにも整形しました」という目元ではなく、患者様のお顔立ちや雰囲気に合った、生まれつきのような自然な二重ラインをデザインします。カウンセリングでは、ブジー(シミュレーション用の器具)を使い、患者様と一緒に納得いくまでラインを確認します。
3. 無理な勧誘はいたしません
二重のりで満足されている方に無理に手術を勧めることはありません。ただ、皮膚トラブルなどでお悩みの場合は、医学的な視点からメリットとデメリットを正直にお伝えします。
よくある質問(Q&A)
Q. 二重のりでまぶたがかぶれていますが、二重整形はできますか?
A. かぶれの程度が強い場合、手術をしても腫れが強く出たり、感染のリスクが高まったりするため、まずは皮膚科的な治療で炎症を治すことを推奨しています。炎症が治まってから手術を行う方が、仕上がりも綺麗です。まずは一度診察にお越しください。
Q. 二重のりをしすぎると、埋没法が取れやすくなりますか?
A. 二重のりの長期使用で皮膚が厚く硬くなっている場合や、脂肪が増えている場合は、糸がかかりにくく取れやすい傾向にあることは事実です。その場合、留める点数を増やしたり、脂肪取りを組み合わせたりすることで強度を高めることができます。
Q. 未成年でも二重整形は受けられますか?
A. はい、可能です。ただし、未成年の方の手術には親権者様の同意が必要です。CLINIC Wでは、親子でのカウンセリングも歓迎しております。二重のりによる皮膚トラブルを心配されて、親御様からご相談をいただくケースも増えています。
まとめ
二重のり(アイプチ)は、手軽に理想の自分に近づける素晴らしいメイク道具です。しかし、誤った使い方や長期間の過度な使用は、まぶたの皮膚に深刻なダメージを与えるリスクと隣り合わせでもあります。
- 正しい使い方を守り、必ず優しくオフすること
- 皮膚トラブルが出たらすぐに使用を中止すること
- まぶたの伸びやたるみが気になり始めたら、美容医療も検討すること
これらを意識して、目元の美しさを守っていきましょう。
もし、「まぶたが伸びてきた気がする」「毎日のメイクが面倒」「もっと自然な二重になりたい」とお考えでしたら、群馬県高崎市のCLINIC Wにご相談ください。
当院では、経験豊富な医師があなたのまぶたの状態を正確に診断し、ライフスタイルやご希望に合わせた最適な方法をご提案いたします。二重のりの卒業を考えている方も、まずはカウンセリングで疑問や不安を解消してみませんか?
CLINIC W(クリニックダブリュー)
- 所在地: 〒370-0045 群馬県高崎市東町160-33 AZNOMAビル5階
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- 公式YouTube: https://www.youtube.com/@clinic-w
群馬県内(前橋・伊勢崎・太田など)はもちろん、埼玉・栃木・長野・新潟・都内からも多くの患者様にご来院いただいております。皆様のご来院を心よりお待ちしております。


