2026.1.19

片目だけ二重になる原因とは?自然に治るケースと左右差を整える方法を解説

朝起きたら片方の目だけ二重になっていた、元々両方二重だったのに片方だけ一重に——。このような目元の左右差に悩む方は少なくありません。鏡を見るたびに気になってしまう、メイクでバランスを取るのが難しい、写真を撮られるのが苦手になってしまうなど、片目だけ二重という状態は日常生活にも影響を及ぼすことがあります。

本記事では、片目だけ二重になる原因から、自然に治るケースの見分け方、セルフケアの方法、そして美容整形という選択肢まで詳しく解説します。

片目だけ二重になるのはなぜ起こるのか

片目だけ二重になる現象には、複数の要因が複雑に関係しています。まず、二重まぶたの仕組みについて理解しておきましょう。

二重まぶたは、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という目を開ける筋肉の腱膜が、まぶたの皮膚に付着することで形成されます。目を開けた時、この腱膜が皮膚を引き込むことで二重のラインができるのです。この付着位置や強さ、まぶたの皮膚の厚さ、脂肪の量が左右で異なると、片方だけ二重になったり、二重のラインの深さが異なったりします。

また、人間には「利き目」があり、細かい作業をする際などに無意識のうちにそちらの目を優先的に使っています。よく使う目の周りの筋肉は発達しやすく、眼瞼挙筋の働きも強くなるため、二重のラインが形成されやすくなります。逆に、あまり使わない方の目は筋肉の発達が弱く、一重のままということも起こりえます。

さらに、加齢によるまぶたの皮膚のたるみ、むくみの程度の左右差、まぶたの脂肪の付き方の違いなども、片目だけ二重になる原因として挙げられます。人間の顔は完全に左右対称ではないため、このような違いが生じるのはある意味自然なことと言えるでしょう。

生まれつきと後天的な片目二重の違い

片目だけ二重という状態には、生まれつきのケースと後天的に発生するケースがあり、それぞれ特徴や対処法が異なります。

生まれつきの場合は、物心ついた頃から、あるいは幼少期から一貫して同じ状態が続いているという特徴があります。二重のライン自体がはっきりしていて、日によって変化しにくく、むくみや疲れの影響を受けにくい傾向があります。家族にも同様の傾向が見られることがあり、遺伝的な要因が強い場合もあります。

生まれつきの場合、まぶたの構造そのものが左右で異なるため、生活習慣の改善やセルフケアだけで左右を揃えることは困難です。ただし、これは必ずしも「問題」というわけではありません。左右差のある目元は「雌雄眼(しゆうがん)」とも呼ばれ、ミステリアスで個性的な印象を与えるチャームポイントになることもあります。実際に、人気俳優や芸能人の中にも、雌雄眼の方は少なくありません。

後天的な場合は、以前は両方とも一重だった(または両方とも二重だった)という明確な変化のタイミングがあります。二重のラインが不安定で、日によって深さが変わったり、消えたりすることがあるのも特徴です。また、特定の生活習慣の変化や出来事と関連していることが多く、例えば「横向き寝を始めてから片目だけ二重になった」「スマートフォンの使用時間が増えてから変化した」といったケースがあります。後天的なケースでは、原因となっている生活習慣や身体の状態を改善することで、元の状態に戻る可能性があります。

生活習慣や癖が片目だけ二重を引き起こす原因

日常生活の中で無意識に行っている習慣や癖が、まぶたの左右差を引き起こしたり、悪化させたりすることがあります。

寝る姿勢の影響は非常に大きいと言えます。横向き寝やうつ伏せ寝で、いつも特定の方向を向いて寝る癖がある場合、下になる側のまぶたには長時間圧力がかかり続けます。これにより血液やリンパの流れが悪くなり、むくみが生じやすくなります。また、枕やシーツとの摩擦により皮膚が伸びたり、二重のラインが変形したりする原因にもなります。特に、柔らかい枕に顔を強く押し付けて寝る習慣がある方は注意が必要です。

目の使い方の癖も重要な要因です。現代生活では、パソコンやスマートフォンを長時間使用する機会が非常に多くなっています。その中で、無意識のうちに片方の目ばかり使っている場合があります。視力に左右差がある場合、見える方の目ばかりを使うことで筋肉の発達に差が生じます。また、スマートフォンを見る際に画面を斜めから見る癖があると、片方の目により負担がかかります。寝転んでスマートフォンを見る習慣も、片方の目だけを酷使する原因になります。

顔を触る癖も見落とせません。頬杖をつく習慣があると、顔全体が歪み、目元の筋肉バランスにも影響します。アレルギー性結膜炎などで目がかゆい時に、片方の目だけを強くこすってしまう習慣は、まぶたの皮膚を伸ばしたり、炎症を起こしたりする大きな要因となります。アイメイクを落とす際のクレンジングで、片方だけを強くこすっていると、皮膚へのダメージが蓄積します。

身体全体の歪みも、一見無関係に思えますが目元に影響します。足を組む癖があると骨盤が歪み、それが背骨を通じて首や顔の筋肉バランスにも影響を及ぼします。片側ばかりで噛む癖があると、顎の筋肉の使い方が偏り、顔全体の筋肉バランスが崩れます。片足重心で立つ習慣、カバンをいつも同じ肩にかける習慣なども、骨格全体の歪みにつながり、最終的に顔の左右差を生む原因となります。

成長や加齢で片目だけ二重になるケース

時間の経過とともに、まぶたの状態が変化することは珍しくありません。

成長期における変化では、思春期から20代にかけて、顔の骨格や筋肉が大きく発達します。眼窩(がんか=目の周りの骨)の形が変わることで、まぶたの形状も影響を受けます。また、成長とともに顔の脂肪が減少し、まぶたが薄くなることで二重になることがあります。目の周りの筋肉が発達することで、眼瞼挙筋の働きが強くなり、二重のラインが形成されることもあります。「高校生の頃は一重だったのに、大学生になったら片目だけ二重になった」というケースは、このような成長過程の変化によるものです。

加齢による変化は、40代以降に特に顕著になります。加齢とともに皮膚の弾力が失われ、まぶたがたるんできます。左右でたるみ方が異なると、片方だけ二重になったり、二重のラインが変化したりします。また、眼瞼下垂(がんけんかすい)といって、まぶたを上げる筋肉の働きが弱くなることで、まぶたが下がってくる状態が、片側だけに起こることもあります。特に、長年コンタクトレンズを使用していた方や、目をよくこする習慣があった方は、加齢による変化が早く現れやすい傾向があります。

体重変化による影響も見逃せません。急激な体重増加により顔全体に脂肪がつくと、まぶたも厚くなり、二重が浅くなったり一重になったりします。逆に、体重が大きく減少すると、まぶたの脂肪も減り、二重になったり二重のラインが深くなったりします。この脂肪の付き方や減り方が左右均等でない場合、片目だけの変化として現れることがあります。

自然に治る片目二重と治りにくいケースの見分け方

片目だけ二重になった場合、自然に改善する可能性があるケースと、改善が難しいケースがあります。見分けるポイントを理解しておくことで、適切な対応を選択できます。

自然に治る可能性が高いケースとしては、まず一時的なむくみが原因の場合が挙げられます。朝起きた時だけ片目が一重になっている、前日に塩分の多い食事をした後やお酒を飲んだ後に起こる、時間が経つにつれて徐々に二重に戻る、温めたりマッサージしたりすると改善するといった特徴があります。このような場合は、血液やリンパの流れが一時的に悪くなっているだけなので、むくみが解消されれば元に戻ります。

疲れや睡眠不足が原因の場合も、自然に治る可能性があります。忙しい時期や寝不足が続いた後に変化が起きた、休息を取ると改善する傾向がある、ストレスを感じている時期に起こりやすいといった特徴があれば、しっかり休息を取ることで改善します。

最近始まった癖や習慣が原因の場合も期待できます。横向き寝を始めてから変化した、スマートフォンの使用時間が急激に増えたなど、変化が起きたタイミングが明確な場合は、原因となっている習慣を改めることで、元の状態に戻る可能性があります。

自然に治りにくいケースとしては、まず構造的な変化が起きている場合です。長期間(数年以上)同じ状態が続いている、生活習慣を改善しても変化が見られない、加齢に伴う変化(40代以降に起きた変化)などの場合、まぶたの構造そのものが変化しているため、セルフケアでの改善は困難です。眼瞼下垂の可能性がある場合も、医学的な対応が必要です。まぶたが重く感じる、視野が狭くなった、おでこにシワが増えた、肩こりや頭痛が増えたといった症状がある場合は注意が必要です。

セルフケアで左右差を整えられる可能性はあるのか

自然に治る可能性があるケースでは、セルフケアによって左右差を改善できることがあります。ただし、効果には個人差があることを理解しておきましょう。

むくみ解消のためのケアとして、温冷療法が効果的です。蒸しタオルを目元に当てて3〜5分温め、その後、冷たいタオルで30秒程度冷やします。これを2〜3回繰り返すことで、血行が促進され、リンパの流れも改善されます。リンパマッサージも有効ですが、まぶたの皮膚は非常に薄いため、アイクリームを塗り、目頭から目尻に向かって優しく指の腹で撫で、こめかみを軽く押さえ、耳の前から首筋に向かってリンパを流します。決して強くこすったり、引っ張ったりしないこと。摩擦は皮膚のたるみやシワの原因になります。

生活習慣の改善も重要です。規則正しい睡眠時間を確保し(最低6〜7時間)、仰向けで寝る習慣をつけます。塩分摂取を控え、夕食は特に塩分を控えめにします。パソコンやスマートフォンを使用する際は、こまめに休憩を取り(20分に1回、20秒間、6メートル先を見る「20-20-20ルール」)、画面との距離を適切に保ちます(40〜50cm)。

姿勢の改善も忘れずに。デスクワーク中は背筋を伸ばし、両足を床につけます。スマートフォンを見る際は目線の高さに持ち上げ、頬杖をつかないよう意識しましょう。首や肩のストレッチを定期的に行い、顔の表情筋を動かすエクササイズも効果的です。

ただし、構造的にまぶたの形が異なる場合、長年蓄積された変化、加齢による変化、眼瞼下垂など医学的な問題がある場合は、効果が限定的です。2〜3ヶ月程度セルフケアを続けても改善が見られない場合は、専門家に相談することをおすすめします。

片目だけ二重整形をするという選択肢

セルフケアでは改善が難しい場合や、確実に左右差を整えたい場合は、美容整形という選択肢もあります。片目だけの二重整形は、既存の二重に合わせる高度な技術が必要なため、経験豊富な医師がいるクリニックを選ぶことが特に重要です。

埋没法は、医療用の細い糸を使って、まぶたの内側を数箇所留めることで二重を作る方法です。施術時間が短く(片目10〜15分程度)、ダウンタイムが比較的短い(腫れは3日〜1週間程度)、元に戻すこともできるというメリットがあります。ただし、時間とともに糸が緩んだり取れたりする可能性があります。まぶたが比較的薄い人、初めて二重整形を受ける人に適しています。

切開法は、まぶたを切開し、必要に応じて脂肪を除去したり、縫合したりすることで二重を作る方法です。半永久的な効果が期待でき、まぶたの脂肪が多い人にも対応可能で、幅の広い二重やくっきりした二重も作れます。ただし、ダウンタイムが長く(1〜2週間以上)、元に戻すことが困難です。

CLINIC Wでは、患者さまの目元の状態や希望に応じて、最適な施術方法をご提案しています。埋没法と切開法どちらもご案内可能ですが、はじめての処置の方には埋没法をおすすめしています。ダウンタイムと費用が抑えられる上、その後の修正などが容易であるためです。

左右差を整えるために整形前に確認すべきポイント

片目だけの二重整形を検討する際は、いくつかの重要なポイントをしっかり確認しましょう。

カウンセリングで確認すべきこととして、自分のまぶたの状態に埋没法と切開法のどちらが適しているか、それぞれのメリット・デメリットを具体的に説明してもらいます。もう片方の目とのバランス、二重のラインの幅、深さ、形状について詳しく相談し、理想の目元の写真などを持参して、イメージを共有しましょう。起こりうる合併症やリスク、ダウンタイム中の注意点、アフターケアの内容も確認してください。医師の片目整形の経験と症例写真を見せてもらうことも重要です。

クリニック選びのポイントとして、経験豊富な医師がいるクリニックを選ぶことが最も重要です。親身なカウンセリング、料金の透明性(含まれる内容、追加費用、保証内容)、アフターフォロー体制(術後診察、緊急時対応)を確認しましょう。

注意すべき「格安」広告:極端に安い価格を提示しているクリニックには注意が必要です。カウンセリング時に高額オプション勧誘、経験の浅い医師が担当する、などのケースがあります。CLINIC Wでは明確な料金体系と適正価格をモットーとしており、無理な勧誘は一切行いません。

まとめ

片目だけ二重になる原因は、生まれつきの構造的な違いから、生活習慣や加齢による変化まで、多岐にわたります。

一時的なむくみや疲れ、最近始まった生活習慣の変化による軽度の左右差は、睡眠の改善、むくみ解消のケア、姿勢の改善などのセルフケアで改善する可能性があります。2〜3ヶ月程度セルフケアを続けて様子を見ましょう。

長期間続いている左右差、構造的な違いがある場合、加齢による変化、眼瞼下垂の可能性がある場合は、美容整形による治療が選択肢となります。埋没法は施術時間が短くダウンタイムも少なく、切開法は半永久的な効果が期待できます。

片目だけの二重整形を検討する際は、経験豊富な医師がいるクリニックを選び、カウンセリングで十分に相談し、料金やアフターフォロー体制を確認することが重要です。格安広告には注意し、明確な料金体系と適正価格を提示するクリニックを選びましょう。

CLINIC Wでは、患者さま一人ひとりの目元の状態や希望を丁寧に伺い、最適な治療方法をご提案しています。「片目だけ二重で悩んでいる」「左右のバランスを整えたい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。カウンセリングは無料です。どんな小さな疑問でも、経験豊富な医師が丁寧にお答えいたします。

ドクター紹介

院長 高橋 渉

院長 高橋 渉

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資格

医学博士(東京大学)国際医学論文の執筆多数

所属学会

日本美容外科学会 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員

年表

2008年 新潟大学医学部医学科 卒業
2010年 多摩総合医療センター ジュニアレジデント
その後、東京大学医学部附属病院 シニアレジデント、助教
2020年 大手美容外科 入職
その後、高崎院初代院長、品川院院長、技術指導医を歴任
2022年 東京美容医療クリニック、ウィクリニック勤務開始
2023年 吉祥寺アイビークリニック、盛岡美容外科 勤務開始
2024年 高崎でCLINIC Wを開業

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