2026.2.22

二重の食い込みを深くしたい人へ|浅くなる原因と自然に整える方法

「二重のラインはあるけれど、なんとなく食い込みが浅くてぼやけて見える」 「もっとパッチリとした、深みのある目元になりたい」 「過去に二重整形をしたけれど、だんだんラインが薄くなってきた」

このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。二重の食い込みの深さは、目元の印象や目力の強さを左右する非常に重要な要素です。ラインがくっきりと入り込むことで、まつ毛の生え際が見えやすくなり、明るく華やかな印象を与えることができます。

しかし、ただ単に食い込みを深くすれば良いというわけではありません。ご自身のまぶたの構造を無視して無理に深くしすぎると、かえって不自然な「整形感」が出てしまったり、まぶたの機能に負担をかけたりするリスクもあります。

本記事では、群馬県高崎市の美容クリニック「CLINIC W(クリニックダブリュー)」が、二重の食い込みが浅くなる医学的な原因から、美容医療を用いた適切なアプローチ方法、そして後悔しないための注意点まで、専門医の視点で詳しく解説いたします。群馬県周辺で美容医療をご検討中の方にとって、最適な治療を選ぶための参考となれば幸いです。

二重の食い込みとはどのような状態か

二重の食い込みとは、目を開けた際にまぶたの皮膚が内側へと折り込まれ、奥に引き込まれる状態のことを指します。

結論から申し上げますと、二重の食い込みの深さは「目を開ける筋肉の力が、どれだけしっかりと皮膚に伝わっているか」によって決まります。

人間のまぶたには、目を開けるための「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」という筋肉があります。生まれつき二重の方の場合、この筋肉の先端(挙筋腱膜)が、まぶたの裏側から皮膚のすぐ裏にまで枝分かれしてくっついています。そのため、目を開ける(筋肉が縮む)と同時に皮膚が内側に引っ張られ、折り目=二重のラインが形成されます。

食い込みが深い状態というのは、この「皮膚を内側に引き込む力」が強く、かつ「折り込まれる部分の皮膚や脂肪の抵抗が少ない」状態です。逆に言えば、引き込む力が弱かったり、まぶたの厚みが邪魔をしたりすると、食い込みは浅くなってしまいます。

実際の診療現場でも、「二重の幅は変えずに、食い込みだけを深くしたい」というご要望をよくいただきます。しかし、食い込みの深さは単なるデザインの問題ではなく、まぶたの解剖学的な構造(筋肉の強さ、脂肪の量、皮膚の厚さ)と密接に関係していることをご理解いただくことが大切です。

二重の食い込みが浅くなる主な原因

二重の食い込みが浅い、あるいは徐々に浅くなってしまうのには、明確な理由があります。主に以下の4つの要因が考えられます。

1. まぶたの皮膚が厚い・脂肪が多い

まぶたの皮膚自体が分厚い方や、皮下脂肪(ROOF)や眼窩脂肪(がんか脂肪)が多い方は、皮膚が折り畳まれる際の「抵抗」が大きくなります。分厚い座布団を二つ折りにするのが難しいのと同じ原理で、内部の筋肉が皮膚を引き込もうとしても、厚みや重みに負けてしまい、表面に深い溝を作ることができません。

2. 目を開ける力(挙筋機能)が弱い

二重のラインを作る動力源は、目を開ける筋肉です。眼瞼下垂(がんけんかすい)の傾向がある方や、長年のコンタクトレンズの使用などで筋肉を覆う膜が伸びてしまっている方は、目を開ける力そのものが弱くなっています。引っ張る力が弱ければ、当然ながら皮膚を引き込む力も弱くなり、食い込みは浅くなります。

3. 加齢による皮膚のたるみ

年齢を重ねると、まぶたの皮膚にたるみが生じます。たるんだ皮膚が本来の二重ラインの上に覆いかぶさるようになると、ラインが隠れてしまい、視覚的に二重の食い込みが浅くなったように見えます。この場合、実際の引き込みの強さが変わっていなくても、表面上の見え方が変化してしまいます。

4. 過去の二重術(埋没法)の糸の緩み

過去に埋没法で二重を作った方の場合、時間の経過とともに糸が緩んだり、糸をかけている組織が伸びたりすることがあります。まぶたを留めている固定力が低下することで、施術直後に比べて徐々に食い込みが浅く、ぼやけたラインになっていきます。

食い込みを深くしたいと感じやすいケース

当院のカウンセリングにおいて、患者様が「食い込みを深くしたい」と相談に来られるきっかけには、いくつかの共通するケースがあります。

アイメイクが映えないと感じたとき

食い込みが浅いと、まつ毛の生え際がまぶたの皮膚に隠れてしまいがちです。その結果、アイラインを太く引かないと見えなかったり、ビューラーでまつ毛を上げてもすぐに下がってしまったりと、メイクの仕上がりに不満を感じる方が多くいらっしゃいます。

写真や動画で見た自分の目に違和感を覚えたとき

鏡で見ているときは無意識に目を見開いているため気にならなくても、ふと撮られた写真や動画を見ると「思ったより目が小さく見える」「眠たそうな目をしている」と感じて来院されるケースです。食い込みが浅いと、光の影ができにくく、のっぺりとした印象になりやすいからです。

過去の埋没法のラインが取れかけているとき

数年前に埋没法を受けたものの、朝起きると一重に戻っていたり、夕方になるとラインが三重になったりするなど、ラインが不安定になってきた際に「今度はもっとしっかりと、深く食い込むようにしたい」とご希望されるケースです。

ハーフ目や平行二重に憧れている場合

幅の広い平行二重を希望される方に多いケースです。まぶたの厚みがある状態で無理に広い幅で二重を作ると、引き込む力が伝わりきらず、ぷっくりとした浅い食い込みになりがちです。よりはっきりとしたラインを求めて、ご相談にいらっしゃいます。

セルフケアで食い込みを深くできるのか

「手術をせずに、自力で食い込みを深くすることはできますか?」というご質問をよくお受けします。結論から申し上げますと、セルフケアで根本的に二重の食い込みを深くすることは非常に困難であり、医学的な観点からはおすすめできません。

アイプチや二重テープのリスク

市販の二重のりやテープを使用すれば、一時的に皮膚を接着させて深いラインを作ることは可能です。しかし、これは表面の皮膚同士をくっつけているだけで、内部の構造(筋肉との連携)が変わったわけではありません。 長期間の使用は、まぶたの皮膚にかぶれや炎症(接触性皮膚炎)を引き起こす原因となります。慢性的な炎症は皮膚を分厚く硬くしてしまい、さらに皮膚のたるみを進行させます。結果として、いざ美容医療で二重にしようとした際に、理想のラインが作りにくくなるという悪循環に陥る可能性があります。

マッサージによる危険性

「まぶたの脂肪を落とすマッサージ」といった情報がSNS等で見受けられますが、自己流のマッサージは大変危険です。まぶたの皮膚は非常に薄くデリケートです。強く擦ることで皮膚がたるむだけでなく、目を開ける筋肉の膜(挙筋腱膜)がダメージを受けて伸びてしまい、後天性の眼瞼下垂を引き起こすリスクがあります。

根本的かつ安全に食い込みの深さを改善するためには、専門の医療機関での適切なアセスメントと治療が必要です。

埋没法で食い込みを調整できるケース

美容医療における二重術の代表である「埋没法」を用いて、食い込みを深くすることは可能でしょうか。答えは「患者様のまぶたの状態と、求める深さの程度による」となります。

埋没法とは、医療用の極細の糸をまぶたの裏側から通し、皮膚の裏側と目を開ける筋肉(または瞼板という軟骨)を結びつけることで、人工的に皮膚が引き込まれる構造を作る施術です。

埋没法が適している方

  • まぶたの皮膚が薄く、脂肪が少ない方
  • 過去の埋没法の糸が緩んで浅くなっているため、再固定したい方
  • 切開を伴う施術には抵抗があり、ダウンタイムを短く抑えたい方

このような条件を満たす場合、糸のかけ方や固定する強さを調整することで、現在よりも食い込みを深く、くっきりとしたラインに仕上げることが期待できます。

埋没法では限界があるケース

一方で、まぶたの厚みが強い方や、極端に広い二重幅を希望される方が埋没法で無理に強い食い込みを作ろうとすると、問題が生じます。分厚い組織を細い糸だけで無理に縛り上げる形になるため、糸に過度な負担がかかり、早期に糸が取れてしまったり、組織が糸を弾き返してすぐに元の浅い状態に戻ってしまったりする可能性が高いのです。

高崎市のCLINIC Wでは、事前のシミュレーションを非常に重要視しています。埋没法で持続可能な食い込みを作れるのか、それとも別の方法が適しているのか、患者様のお顔立ちや組織の状態を医師が直接確認し、誠実にお伝えする方針をとっています。

切開法で食い込みを深くする場合の注意点

まぶたに厚みがある方や、半永久的に取れないしっかりとした深い食い込みをご希望される場合は、「切開法」が適応となることが多いです。

切開法とは、希望する二重のラインに沿って皮膚を切開し、不要な脂肪やたるんだ皮膚、一部の筋肉などを処理した上で、皮膚と目を開ける筋肉(または瞼板)を直接縫い合わせて癒着させる方法です。

切開法のメリット

切開法の最大のメリットは、食い込みを浅くしている原因(余分な脂肪や厚い皮膚)を物理的に取り除くことができる点です。障害物がなくなるため、皮膚がスムーズに奥へと引き込まれ、非常にくっきりとした深い二重ラインを作ることができます。また、糸の力だけでなく組織自体の癒着によってラインが形成されるため、元の状態に戻るリスクが極めて低くなります。

検討する際の注意点

しかし、切開法をご検討される際には、以下の点に十分に留意していただく必要があります。

  1. ダウンタイムが長い 埋没法と比較して、術後の腫れや内出血が目立ちやすく、完全に自然な状態に落ち着くまでには数ヶ月〜半年程度の期間を要します。群馬県内や遠方からお越しいただく患者様にも、お仕事や学校のお休み期間を考慮したスケジュール調整をお願いしております。
  2. 元の状態に戻すことが極めて困難 一度切除した皮膚や組織を元に戻すことはできません。また、癒着を強固に作るため、万が一デザインが気に入らなかった場合の修正手術は非常に難易度が高くなります。
  3. 内部処理の技術が仕上がりを左右する ただ皮膚を切って縫うだけでは、美しい食い込みは作れません。どれだけの量の組織(眼輪筋や脂肪)を取り除くか、どの位置の組織と皮膚を縫い合わせるかという、医師の高度な解剖学的知識と微細な技術が求められます。

食い込みを深くしすぎた場合のリスク

「とにかく深く、取れないように強く縫い合わせてほしい」とご希望される患者様もいらっしゃいますが、美容医療において「やりすぎ」は禁物です。食い込みを解剖学的な限界を超えて深くしすぎると、以下のような深刻なリスクや不自然さを招くことになります。

1. ハム目(ソーセージ目)になりやすい

食い込みを強くするために、二重の幅を広く取りすぎたり、糸を強く縛りすぎたりすると、まつ毛の生え際から二重ラインまでの間の皮膚がプックリと膨れ上がった状態になります。これが俗に「ハム目」と呼ばれる状態で、不自然な整形感を与えてしまう最大の原因となります。

2. まつ毛の粘膜が見えすぎる(外反)

皮膚を過度に奥へと引き込むと、それに引っ張られてまつ毛の生え際が外側に向きすぎてしまうことがあります。赤い粘膜部分が常に見える状態になり、不自然なだけでなく、目が乾燥しやすくなったり、ドライアイや結膜炎のリスクが高まったりします。

3. 閉眼時の傷跡や凹みが目立つ

食い込みが強すぎると、目を閉じているときや伏し目にしたときにも、二重のラインがくっきりと凹んだままになってしまいます。自然な二重の場合、目を閉じればラインは薄くなるのが正常です。閉眼時の不自然な凹みは、周囲に違和感を与える要因となります。

4. 目が開きにくくなる

内部の組織を強く縫い合わせすぎると、目を開ける筋肉の動きが阻害され、かえって目が開きにくくなる(医原性の眼瞼下垂)という本末転倒な事態を引き起こす可能性があります。

当院では、こうしたリスクを避けるため、無理な施術をおすすめすることはありません。長期的に見て、患者様がご自身の顔に自信を持てる「自然な美しさ」を最優先に考えています。

自然な仕上がりにするための判断ポイント

理想の深さがありつつも、生まれつきの二重のような自然な仕上がりを目指すためには、いくつかの重要な判断ポイントがあります。

適切な二重幅の選択

多くの場合、二重の幅を広げすぎないことが自然な食い込みを作るコツです。骨格や眼球の出方に合った適切な幅(例えば奥二重や末広型、狭めの平行二重)に設定することで、内部の筋肉の力がしっかりと皮膚に伝わり、無理のない美しい食い込みが生まれます。

根本的な原因へのアプローチ

もし、食い込みが浅い原因が「目を開ける筋肉の弱さ」にある場合、単に二重を作るだけでは解決しません。この場合は、目を開ける筋肉の働きを補強する「眼瞼下垂の手術(挙筋前転法など)」を併用することで、目の開きが良くなり、結果として食い込みも自然に深くなります。まぶたの厚みが原因であれば、脂肪取り(脱脂)を適切に行うことが必要です。

信頼できる医師とのカウンセリング

最も重要なのは、ご自身のまぶたの状態を正確に診断し、メリットだけでなくデメリットや限界まで正直に説明してくれる医師を選ぶことです。「あなたのまぶたの厚みでこの幅にすると、不自然な食い込みになる可能性があります」と、医学的な根拠に基づいてはっきりと伝えてくれるクリニックは、信頼に足ると言えるでしょう。


まとめ

二重の食い込みが浅くなる原因や、それを深くするための治療方法、そして自然な仕上がりを目指すための注意点について解説いたしました。食い込みの深さは、まぶたの厚み、筋肉の強さ、皮膚のたるみなど、様々な要素が複雑に絡み合って決まります。そのため、ご自身の状態に最も適した治療法を見極めることが、後悔しない美容医療の第一歩です。

二重の食い込みに関するお悩みや、自然で美しい目元の形成は、群馬県高崎市のCLINIC Wにぜひご相談ください。当院では豊富な症例実績に基づく確かな診断力で、埋没法から切開法、眼瞼下垂治療まで、患者様お一人おひとりの解剖学的な特徴に合わせた最適な治療法をご提案いたします。また、地方にいながら都内水準の高度な美容医療をご提供するとともに、術後の不安に寄り添う充実のアフターフォロー体制を整えております。

無理な勧誘や不要な施術の押し売りは一切行いません。「まずは自分のまぶたの状態を知りたい」「どの施術が合っているのか相談したい」というご要望でも構いません。美しい目元への第一歩を、当院で一緒に踏み出してみませんか。


【クリニック情報】 CLINIC W(クリニックダブリュー)

  • 所在地: 〒370-0045 群馬県高崎市東町160-33 AZNOMAビル5階(高崎駅周辺)
  • TEL: 027-386-2828
  • 診療時間: 9:30-18:30(予約優先制)
  • 休診日: 不定休
  • 対応エリア: 群馬県内、東京都、埼玉県、栃木県、長野県、新潟県など

公式YouTubeチャンネル: https://www.youtube.com/@clinic-w

ドクター紹介

院長 高橋 渉

院長 高橋 渉

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資格

医学博士(東京大学)国際医学論文の執筆多数

所属学会

日本美容外科学会 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員

年表

2008年 新潟大学医学部医学科 卒業
2010年 多摩総合医療センター ジュニアレジデント
その後、東京大学医学部附属病院 シニアレジデント、助教
2020年 大手美容外科 入職
その後、高崎院初代院長、品川院院長、技術指導医を歴任
2022年 東京美容医療クリニック、ウィクリニック勤務開始
2023年 吉祥寺アイビークリニック、盛岡美容外科 勤務開始
2024年 高崎でCLINIC Wを開業

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