2025.9.5

ダーマペンとは?効果・ダウンタイム・治療回数を徹底解説【毛穴・ニキビ跡に人気の理由】

ダーマペンとは?施術の仕組みと特徴

ダーマペン4は、髪の毛よりも細い針(33ゲージ)が16本搭載された医療用マイクロニードリング機器です。この極細針を使って皮膚に無数の極小の穴を開け、皮膚の自然治癒力を活用して美肌を実現する治療法です。

ダーマペンの基本的な仕組み

ダーマペンが皮膚に微細な穴を開けると、体は傷を修復しようとする自然治癒プロセスを開始します:

  1. 炎症期(施術直後〜72時間): 成長因子が放出され、美容成分の浸透力が通常の100倍以上に向上
  2. 増殖期(3日〜3週間): 線維芽細胞が活性化し、新しいコラーゲンとエラスチンの産生が促進
  3. 成熟期(3週間〜数ヶ月): 新生されたコラーゲンが成熟し、肌質の根本的な改善を実感

ダーマペン4の優れた特徴

  • 高速振動: 1秒間に1,920回の振動により、施術時間短縮と痛み軽減
  • 精密な深度調整: 0.1mm単位で0.1mm〜3.0mmまで調整可能
  • 安全性向上: オートバイブレーション機能により皮膚への負担を最小限に抑制

ダーマペンの効果が期待できる悩みとは

主な適応症状

毛穴の開きと黒ずみ
コラーゲン産生を促進することで毛穴の引き締め効果が期待できます。特に鼻やTゾーンの毛穴改善に効果的です。

ニキビ跡(クレーター状の凹凸)
アイスピック型、ボックスカー型、ローリング型のニキビ跡に対して効果的。針の深度を2.0-2.5mmに設定し、真皮層の瘢痕組織を再構築します。

小ジワと肌の弾力低下
目元や口元の細かなシワ、ほうれい線などに対し、コラーゲンとエラスチンの新生により肌のハリと弾力を回復させます。

肌の質感とトーン改善
ターンオーバーの正常化により、肌のくすみや色ムラの改善が期待できます。

効果の実感時期

  • 即効性: 施術直後から肌の滑らかさやツヤ感の向上
  • 短期的: 1-2週間後から毛穴の引き締まりや肌質改善
  • 中長期的: 4-6週間後からニキビ跡の改善やハリ・弾力の向上
  • 最終結果: 3-6ヶ月後に最大効果を実感

ダーマペンと相性の良い美容成分の例

マッサージピール(ヴェルベットスキン)

イタリア製PRX-T33という薬剤を使用した当院で最も人気の高い組み合わせ治療です。

主要成分と効果

  • TCA(トリクロロ酢酸): コラーゲン産生促進、肌の引き締め
  • 過酸化水素: 美白効果、抗酸化作用
  • コウジ酸: シミ・肝斑の改善、美白効果

単独のダーマペン治療と比較して約3倍のコラーゲン産生効果が期待できます。

エクソソーム(脂肪幹細胞培養上清液)

期待できる効果

  • 細胞の再生と修復の促進
  • 抗炎症作用によるダウンタイムの軽減
  • アンチエイジング効果の向上

数百種類の成長因子やサイトカインが含まれており、肌の根本的な若返りを目指す方におすすめです。

ダウンタイムや施術後の注意点について

ダウンタイムの症状と経過

施術直後

  • 軽度の赤みとヒリヒリ感(日焼け後のような感覚)
  • 皮膚の軽微な腫れ

施術後12-24時間

  • 赤みが最も強くなる時期
  • 皮膚の乾燥感やつっぱり感

施術後2-3日

  • 赤みが徐々に軽減
  • 皮むけが目立つ場合がある

施術後4-7日

  • ほぼ正常な状態に回復
  • 新しい肌が現れ、ツヤや滑らかさを実感

施術後の注意点

施術後12時間以内の禁止事項

  • 洗顔、メイク、日焼け止めの使用
  • 施術部位への接触
  • 運動や入浴などの血行促進行為

施術後1週間の注意点

  • 強い紫外線への曝露を避ける
  • ゴシゴシ洗いや強いマッサージは避ける
  • サウナや岩盤浴などの高温環境を避ける
  • 激しい運動は控える

推奨されるアフターケア

  • 処方された軟膏の適切な使用
  • 十分な保湿ケア
  • 日焼け止めの確実な使用(SPF30以上推奨)

ダーマペンの施術頻度と回数の目安

基本的な治療スケジュール

施術間隔: 6-8週間
皮膚の完全な修復とコラーゲンの成熟には約6週間が必要です。

推奨回数: 1クール5回
多くの患者様が3回目頃から明確な改善を実感され、5回終了時点で満足のいく結果を得られています。

悩み別の治療回数目安

  • 軽度の毛穴の開き・肌質改善: 3-5回
  • 中等度のニキビ跡・毛穴の開き: 5-8回
  • 重度のニキビ跡・深いクレーター: 8-12回
  • アンチエイジング・予防目的: 年間4-6回

ダーマペンの痛みはどれくらい?麻酔は必要?

痛みの程度について

針の深度別の痛みレベル

  • 0.5-1.0mm(表皮レベル): ほとんど痛みなし、軽いピリピリ感程度
  • 1.5-2.0mm(真皮上層): 軽度の痛み、チクチクした感覚
  • 2.5-3.0mm(真皮深層): 中程度の痛み、注射針のような刺激

多くの患者様からは「思っていたより痛くなかった」「我慢できる範囲の痛み」というお声をいただいています。

当院の痛み対策

表面麻酔の使用
すべての患者様に表面麻酔クリーム(リドカイン)を20-30分間塗布し、痛みを大幅に軽減します。当院で厳選した表面麻酔のため、鎮痛効果が一般的な表面麻酔より強く得られます。

施術技術による痛み軽減

  • 経験豊富な看護師による丁寧な施術
  • 最新のダーマペン4による振動数最適化
  • 皮膚表面の冷却

副作用やリスクはある?事前に知っておきたいこと

一般的な副作用

赤みとヒリヒリ感 (ほぼ100%、12-48時間持続)
皮むけと乾燥 (約80%、2-5日間持続)
一時的な肌のざらつき (約60%、3-7日間持続)

注意が必要な副作用(稀に発生)

感染症 (1%未満): 持続する赤み、腫れ、熱感
色素沈着 (2-5%): 術後の紫外線曝露が主な原因
アレルギー反応 (1%未満): 発疹、かゆみ、腫れの悪化

治療を受けられない方

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 重篤な皮膚疾患のある方
  • ケロイド体質の方
  • 糖尿病で血糖コントロール不良の方
  • 膠原病や自己免疫疾患の方

他の美容治療との違いと組み合わせ可能性

主要な美肌治療との比較

ダーマペン vs フラクショナルレーザー(CO2レーザー・ピコフラクショナル)

項目ダーマペンCO2フラクショナルレーザーピコフラクショナルレーザー
作用機序物理的な針穴による創傷治癒熱エネルギーによる皮膚の蒸散・凝固衝撃波による皮膚の微細損傷
ダウンタイム3-5日7-14日2-5日
痛み軽〜中等度(麻酔で軽減可能)強度(麻酔必須)軽〜中等度
適応症毛穴、ニキビ跡、小ジワ、肌質改善深いニキビ跡、深いシワ、肌の引き締め毛穴、軽度のニキビ跡、肌質改善
美容成分導入可能(大きなメリット)不可不可
肌色への影響色黒の肌でも施術可能色黒の肌は色素沈着のリスクあり比較的安全だが注意必要
コスト中程度やや高いやや高い
施術頻度6-8週間間隔3-6ヶ月間隔4-8週間間隔
効果の深さ真皮層まで到達可能真皮深層まで到達主に真皮上層

各レーザーの特徴

CO2フラクショナルレーザー

  • 最も強力な効果を持つが、ダウンタイムも最長
  • 深いニキビ跡や傷跡に対して高い効果
  • 皮膚の引き締め効果も期待できる
  • 術後のかさぶた形成により、7-10日は人前に出づらい

ピコフラクショナルレーザー

  • CO2レーザーよりもマイルドな効果
  • ダウンタイムが短く、日常生活への影響が少ない
  • 毛穴の改善や肌質向上に適している
  • 痛みも比較的軽度

ダーマペン vs ケミカルピーリング

項目ダーマペンケミカルピーリング
作用深度表皮〜真皮(調整可能)主に表皮〜真皮上層
効果の持続性長期間(数ヶ月〜1年)短〜中期間(1-3ヶ月)
施術回数5-8回で完了月1-2回の継続が必要
適応症構造的な問題(毛穴、ニキビ跡)表面的な問題(くすみ、軽度のシミ)
季節制限なし夏場は紫外線の影響で注意が必要

効果的な組み合わせ治療

ダーマペン + マッサージピール(ヴェルベットスキン)
コラーゲン産生促進効果が約3倍に向上し、毛穴、ニキビ跡、小ジワの総合改善に効果的です。

ダーマペン + エクソソーム
細胞再生力の最大化とダウンタイム短縮により、アンチエイジングと肌質総合改善に適しています。

ダーマペンの料金相場とクリニックの選び方

一般的な料金相場

ダーマペン単体: 15,000円〜40,000円
ヴェルベットスキン: 25,000円〜60,000円
ダーマペン+エクソソーム: 40,000円〜80,000円

良いクリニック選びのポイント

  1. 医師の専門性と経験: 美容皮膚科または形成外科の専門医資格
  2. 施設と設備: 最新の医療機器と清潔な院内環境
  3. カウンセリングの質: 十分な時間をかけた丁寧な説明
  4. アフターケア: 施術後の定期的な経過観察

ダーマペンを検討する際の重要な注意点

適切な治療頻度と経過観察の重要性

ダーマペンは革新的で効果的な治療として美容医療界に登場しましたが、その効果の高さゆえに「やり過ぎ」のリスクも存在します。

過度な治療によるリスク

  • 皮膚の過剰な炎症による色素沈着
  • 皮膚バリア機能の低下
  • 逆に毛穴が目立つようになる可能性

適切な間隔(6-8週間)を守らずに短期間で繰り返し治療を行うことは、かえって肌トラブルを引き起こす可能性があります。

より短いダウンタイムをご希望の方へ:サーマニードルという選択肢

ダーマペンのダウンタイム(3-5日程度)が気になる方には、**サーマニードル(マイクロニードルRF)**という選択肢もあります。

サーマニードルの特徴

  • ダウンタイムの短さ: 1-2日程度と大幅に短縮
  • 効果の高さ: 針先からのRF(高周波)エネルギーによる追加効果
  • 即効性: 施術直後からのタイトニング効果

予算は若干上がりますが(ダーマペンの1.5-2倍程度)、ダウンタイムの短縮や高い効果を考慮すると価値のある投資といえます。

まとめ:高崎CLINIC Wでダーマペン治療を受けるメリット

高い専門性と豊富な経験

院長の確かな実績

  • 東京大学医学博士号を取得した医学的根拠に基づく治療
  • 大手美容外科での院長・技術指導医としての豊富な経験
  • 美容診療実績10,000件以上の確かな技術力
  • ニキビ・毛穴・美肌治療において全国レベルの症例数を誇る実績

最新設備と高品質な薬剤

正規品のダーマペン4を使用

  • 国内正規販売代理店から入手した安全な機器
  • イタリア製PRX-T33(正規品)を使用したヴェルベットスキン
  • 厳選されたエクソソーム(国内施設による脂肪幹細胞培養上清液)

患者様一人ひとりに寄り添う診療

オーダーメイド治療プラン

  • 詳細なカウンセリングによる肌状態の正確な診断
  • 患者様のご希望と予算に応じた最適な治療計画
  • 無理な勧誘は一切行わない誠実な対応

充実したアフターケアシステム

術後サポートの充実

  • 医療用LED(KOライト)による術後ケア
  • LINEでの相談対応
  • 万が一の副作用やトラブルに対する24時間対応体制

地域密着のクリニックとしての利点

アクセスの良さ

  • 高崎駅から徒歩5分の好立地
  • 群馬県内はもちろん、近隣県からもアクセス良好

高崎CLINIC Wでは、ダーマペン治療を通じて、患者様お一人おひとりの美肌への願いを実現するお手伝いをさせていただきます。毛穴の開きやニキビ跡、小ジワなどの肌悩みでお困りの方は、ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。

経験豊富な院長が、あなたの肌状態を詳しく診察し、最適な治療プランをご提案いたします。群馬県高崎市で本格的なダーマペン治療をお求めの方は、安心してCLINIC Wにお任せください。

ドクター紹介

院長 高橋 渉

院長 高橋 渉

  • LINEアイコン
  • Instagramアイコン
  • Xアイコン

資格

医学博士(東京大学)国際医学論文の執筆多数

所属学会

日本美容外科学会 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員

年表

2008年 新潟大学医学部医学科 卒業
2010年 多摩総合医療センター ジュニアレジデント
その後、東京大学医学部附属病院 シニアレジデント、助教
2020年 大手美容外科 入職
その後、高崎院初代院長、品川院院長、技術指導医を歴任
2022年 東京美容医療クリニック、ウィクリニック勤務開始
2023年 吉祥寺アイビークリニック、盛岡美容外科 勤務開始
2024年 高崎でCLINIC Wを開業

関連コラム

この記事をシェアしよう

  • Xアイコン
  • LINEアイコン
  • FACEBOOKアイコン
  • HOME
  • コラム
  • 医療脱毛とは?効果・回数・料金・エステとの違いまで徹底解説!
TEL.027-386-2828 受付時間 09:30〜18:30 24時間 WEB予約