2025.12.18

クマ取り後のダウンタイムに冷えピタは使える?正しい冷却方法と注意点を徹底解説

「クマ取り手術後に冷えピタを貼っても大丈夫?」「どうやって冷やすのが正解?」クマ取り治療を受けた後、ダウンタイムをできるだけ短くしたいと考える方は多いでしょう。インターネットで調べると「冷えピタが効果的」という情報を目にすることがありますが、本当に効果があるのでしょうか。実は、冷えピタそのものには大きな意味はなく、重要なのは「実際に冷却すること」です。

群馬県高崎市のCLINIC Wでは、豊富な症例実績をもとに、患者様一人ひとりに適切なダウンタイムケアをご指導し、できるだけ早く日常生活に戻れるようサポートしています。

クマ取りのダウンタイムで起こりやすい症状

クマ取り治療後のダウンタイムには、いくつかの症状が現れます。

最も一般的なのは腫れです。手術直後から腫れが始まり、術後2〜3日目にピークを迎えます。経結膜脱脂法や脂肪注入では軽度から中等度の腫れ、裏ハムラ法ではやや強めの腫れ、下眼瞼切開法では最も強い腫れが出やすい傾向があります。腫れは1週間程度で目立たなくなりますが、完全に引くまでには2〜3週間かかることもあります。

内出血も高頻度で見られる症状です。手術中に細かい血管が傷つくことで、目の下や頬に青紫色のあざができます。内出血は術後3〜4日目が最も濃く見え、その後徐々に黄色っぽく変化しながら、1〜2週間かけて消えていきます。

痛みは個人差がありますが、多くの場合、術後2〜3日間は鈍い痛みや違和感があります。処方された鎮痛剤を服用することで、ほとんどの場合コントロールできます。

目の充血も起こりやすい症状で、特に経結膜脱脂法や裏ハムラ法では、まぶたの裏側からアプローチするため、白目が赤くなることがあります。

ダウンタイム中に冷えピタは使ってもいいのか

結論から言うと、冷えピタを使っても問題ありません。ただし、冷えピタそのものに特別な効果があるわけではなく、重要なのは「実際に冷却すること」です。冷えピタは貼るだけで冷却効果が持続するため、手軽に使えるというメリットがあります。

貼り方としては、おでこに貼る方法と、目の下に直接貼る方法があります。おでこに貼ることで、額の冷えが目の周りにも伝わり、間接的に冷却効果が得られます。目の下に直接貼る場合は、より直接的に患部を冷やすことができますが、皮膚の刺激に注意が必要です。冷えピタを使用する際の注意点として、長時間同じ場所に貼り続けないことが重要です。長時間貼り続けると、皮膚がかぶれたり、逆に血行不良を招いたりする可能性があります。2〜3時間ごとに貼り替えるか、一度剥がして皮膚を休ませることをおすすめします。

また、切開してある傷や脂肪注入をした穿刺部に貼ってはいけません。

冷えピタより効果的な”正しい冷却方法”

冷えピタよりも効果的なのは、保冷剤や氷嚢を使った冷却方法です。保冷剤をタオルで包み、目の下に優しく当てることで、しっかりと冷却できます。直接肌に当てると凍傷のリスクがあるため、必ずタオルやガーゼで包んでから使用しましょう。冷却時間は、1回につき10〜15分程度が適切です。長時間冷やし続けると、血行不良を引き起こし、逆に治癒が遅れる可能性があります。10〜15分冷やしたら、30分〜1時間程度休憩し、再び冷やすというサイクルを繰り返すのが理想的です。

氷嚢を使う場合も、同様にタオルで包んで使用します。氷嚢は保冷剤よりも冷却効果が高いため、術後すぐの強い腫れには特に効果的です。

冷水で濡らしたタオルを使う方法もあります。タオルを冷水で濡らし、軽く絞ってから目の下に当てます。タオルがぬるくなったら、再び冷水で濡らして使用します。

また、当院では目元の術後専用に開発された、ダウンタイム用のアイマスクを用意しています。

冷却を行うべき期間とタイミング

冷却を行うべき期間は、術後1日目〜3日目までが最も重要です。この期間は腫れと内出血が最も強く出やすいため、積極的に冷却することで症状を軽減できます。特に術後当日は、帰宅後すぐから就寝前まで、こまめに冷却することをおすすめします。術後2〜3日目は、テレビを見ながら、本を読みながらなど、何かをしながらでも冷却を続けると効果的です。術後4日目以降は、腫れと内出血のピークを過ぎているため、冷却の効果は限定的になります。

タイミングとしては、起床直後、昼間、入浴後、就寝前などが効果的です。起床直後は、睡眠中に顔がむくんでいることが多いため、冷却することでむくみを軽減できます。入浴後は血行が良くなり、腫れが強く出やすいため、冷却することで症状を抑えられます。就寝前に冷却することで、翌朝の腫れを軽減できます。ただし、就寝中に冷やし続けることは避けましょう。

冷えピタを使うと逆効果になりやすい理由

冷えピタそのものが逆効果というわけではありませんが、いくつかの理由から効果が限定的になることがあります。まず、冷却効果が弱いことが挙げられます。冷えピタは、メントールなどの成分による冷感刺激で「冷たく感じる」ものであり、実際の温度低下はそれほど大きくありません。保冷剤や氷嚢と比べると、冷却効果は明らかに劣ります。持続時間が短いことも問題です。冷えピタは貼ってから数時間で冷感効果が薄れます。

こまめに貼り替える必要があり、コストもかかります。

皮膚への刺激も懸念点です。冷えピタに含まれる粘着剤や成分が、術後のデリケートな皮膚に刺激を与え、かぶれや赤みの原因になることがあります。また、冷えピタに頼りすぎて、より効果的な冷却方法を怠ってしまうことも問題です。冷えピタを貼っているから大丈夫と油断せず、保冷剤や氷嚢を使った本格的な冷却を併用することが重要です。

内出血や腫れが強い場合の対処法

内出血や腫れが予想以上に強く出た場合は、まずしっかりと冷却することが最優先です。保冷剤や氷嚢を使って、こまめに冷やしましょう。

頭を高くして寝ることも効果的です。枕を2〜3個重ねて、頭を心臓より高い位置に保つことで、顔のむくみや腫れを軽減できます。処方された薬を指示通りに服用することも重要です。

CLINIC Wでは、ダウンタイム軽減のために、腫れ止め点滴やエクソソーム点滴を提供しています。これらの点滴は、炎症を抑え、組織の修復を促進する効果があります。

専用の漢方薬も有効です。内出血や腫れを早期に改善する漢方薬を処方しています。

内出血の早期吸収には、医療用LEDのKOライトが非常に効果的です。KOライトは特定の波長の光を照射することで、内出血の吸収を促進し、治癒を早めます。

もし、内出血や腫れが異常に強い、痛みが激しい、視力に異常があるなどの症状がある場合は、すぐにクリニックに連絡しましょう。

ダウンタイム中に避けるべきNG行動

ダウンタイム中には、いくつかの避けるべき行動があります。

まず、飲酒は絶対に避けてください。アルコールは血行を促進し、内出血や腫れを悪化させます。術後最低1週間、できれば2週間は禁酒することをおすすめします。

喫煙も厳禁です。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、組織への酸素供給を妨げます。これにより、傷の治癒が遅れ、感染のリスクも高まります。激しい運動も控えましょう。運動は血行を促進し、内出血や腫れを悪化させます。術後1週間は、ウォーキングなどの軽い運動にとどめ、ランニング、筋トレ、球技などの激しい運動は避けてください。

長時間の入浴やサウナも避けるべきです。体温が上がると血行が促進され、腫れや内出血が悪化します。術後1週間は、シャワーのみにし、長時間の入浴やサウナは控えましょう。

過度な塩分摂取も避けてください。塩分を摂りすぎると、体内に水分が溜まり、むくみや腫れが悪化します。

ダウンタイムの短縮に役立つセルフケア

ダウンタイムを短縮するためには、いくつかのセルフケアが効果的です。

まず、十分な睡眠を確保することが重要です。睡眠中に成長ホルモンが分泌され、組織の修復が促進されます。術後は最低7〜8時間の睡眠を心がけましょう。

栄養バランスの良い食事も大切です。タンパク質、ビタミンC、ビタミンK、鉄分などを積極的に摂取することで、傷の治癒を促進できます。特に、タンパク質は組織の修復に不可欠です。

水分補給も忘れずに行いましょう。十分な水分補給は、血行を良くし、老廃物の排出を促進します。

目元のマッサージは、術後1週間以降、医師の許可が出てから行いましょう。優しくリンパを流すようなマッサージは、むくみや腫れの軽減に効果的です。

コンシーラーやファンデーションで内出血をカバーすることも、精神的な負担を軽減するのに役立ちます。

医療機関に相談すべき症状の目安

ダウンタイム中に以下の症状が現れた場合は、すぐに医療機関に連絡してください。

激しい痛みが続く場合は、感染や出血などのトラブルの可能性があります。視力の異常(ぼやける、二重に見える、視野が欠けるなど)がある場合は、緊急の対応が必要です。

異常な腫れや内出血の悪化も要注意です。日を追うごとに腫れや内出血がひどくなる場合は、感染や血腫の可能性があります。

発熱がある場合も、感染の兆候かもしれません。38度以上の発熱がある場合は、すぐに連絡しましょう。

傷口から膿や血が出る場合も、感染の可能性が高いです。異常な赤みや熱感がある場合も、炎症や感染の兆候です。

CLINIC Wでは、術後のアフターケアを徹底しており、24時間連絡が取れる体制を整えています。

まとめ:ダウンタイムケアは群馬県高崎市のCLINIC Wで万全のサポートを

クマ取り後のダウンタイムには、腫れや内出血などの症状が現れますが、適切なケアを行うことで最小限に抑えることができます。冷えピタは手軽ですが、保冷剤や氷嚢を使った本格的な冷却がより効果的です。術後1〜3日目までしっかり冷やし、飲酒、喫煙、激しい運動、過度な塩分摂取を避けることが重要です。CLINIC Wでは、腫れ止め点滴、エクソソーム点滴、専用の漢方薬、医療用LEDのKOライトなど、ダウンタイム軽減のための様々なオプションを提供しています。

豊富な症例実績、患者様に合わせたオーダーメイド治療、最新治療の導入など、患者様に最高の結果をお届けするための体制を整えています。「ダウンタイムが心配」「早く日常生活に戻りたい」そんな方は、ぜひCLINIC Wにご相談ください。JR高崎駅からもアクセス良好で、群馬県内はもちろん、東京都、埼玉県、栃木県、長野県からも多くの患者様にご来院いただいています。

CLINIC W(クリニックダブリュー)
クマ取り治療詳細:https://clinic-w.com/treatment/327/
YouTube動画:https://www.youtube.com/watch?v=YJnASiGMSqM


※本記事は医学的根拠に基づいた一般的な情報提供を目的としています。個別の症例については必ず医師の診察を受けてください。

ドクター紹介

院長 高橋 渉

院長 高橋 渉

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資格

医学博士(東京大学)国際医学論文の執筆多数

所属学会

日本美容外科学会 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員

年表

2008年 新潟大学医学部医学科 卒業
2010年 多摩総合医療センター ジュニアレジデント
その後、東京大学医学部附属病院 シニアレジデント、助教
2020年 大手美容外科 入職
その後、高崎院初代院長、品川院院長、技術指導医を歴任
2022年 東京美容医療クリニック、ウィクリニック勤務開始
2023年 吉祥寺アイビークリニック、盛岡美容外科 勤務開始
2024年 高崎でCLINIC Wを開業

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