2025.11.29

クマ取りは痛いですか?手術中や術後の痛みを和らげる方法を解説します

「目の下のクマを取りたいけれど、手術の痛みが怖くて踏み出せない…」 「目の近くに針を刺したり、手術をしたりするのは想像するだけで痛そう…」

鏡を見るたびに気になる目の下のクマやたるみ。疲れていないのに「疲れてる?」と聞かれたり、実年齢よりも老けて見られたりすることにお悩みの方は、群馬県高崎市周辺でも非常に多くいらっしゃいます。 クマ取り(脱脂術やハムラ法など)は、一度の施術で目元の印象を劇的に若返らせることができる人気の治療ですが、やはり最大のハードルとなるのは「痛み」への不安ではないでしょうか。

本記事では、群馬県高崎市の美容外科「CLINIC W(クリニックW)」院長の高橋渉が、クマ取り手術の「リアルな痛み」について、嘘偽りなく正直に解説します。また、当院がなぜ「静脈麻酔」と「ブロック麻酔」の併用を強く推奨しているのか、その医学的な理由と、ダウンタイム中の痛みを最小限に抑えるための最新の取り組みについてもお伝えします。

痛みが不安でクマ取りを迷っている方は、ぜひ最後までお読みいただき、安心して一歩を踏み出すための参考にしてください。


クマ取り手術は本当に痛い?手術中と術後のリアルな感覚

まず結論から申し上げますと、「適切な麻酔を行えば、手術中の痛みはほぼ無痛、あるいは記憶にない状態」にすることが可能です。しかし、これは「どの麻酔を選択するか」に大きく依存します。

インターネット上には「クマ取りは全然痛くなかった」という声もあれば、「途中で麻酔が切れて激痛だった」「押されるような変な感覚が怖かった」という声もあり、情報が錯綜しています。これは、クリニックによって麻酔の方針が異なるためです。

局所麻酔だけでは「鈍痛」を感じる理由

目の下のクマ(眼窩脂肪)を取り除く際や、脂肪を移動させる「ハムラ法」などでは、目の下の奥深い場所にある組織を操作します。 具体的には、眼窩脂肪を引っ張り出したり(脱脂)、骨膜の上を剥離(はくり)したりする操作が必要になります。

この時、表面だけの「点眼麻酔」や、注射による「局所麻酔」だけでは、どうしても取りきれない痛みがあります。それは「鈍痛(どんつう)」です。 皮膚の表面は麻痺していても、目の奥の組織を引っ張られるような「ズーン」と重く響く痛みや、眼球を圧迫されるような不快感は、局所麻酔だけでは完全には消すことができません。 この感覚は、歯科治療で歯を抜く時に、痛みはなくても「ミシミシ」という感覚が伝わってくるのと似ているかもしれません。繊細な目の近くでこの感覚が生じると、恐怖心から体に力が入り、血圧が上がって腫れや内出血のリスクを高めてしまうこともあります。

術後の痛みは「筋肉痛」や「打撲」に近い

手術が終わった後の痛みについても触れておきましょう。 麻酔が切れた後の痛みは、鋭い痛みというよりは、「打ち身」や「筋肉痛」に近い感覚と表現される患者様が多いです。 目を強く動かしたり、洗顔で触れたりした時に「ズキッ」とする程度の軽度の圧痛(あっつう)が主で、何もしなければ痛みを感じないという方も少なくありません。これらは処方される痛み止め(鎮痛剤)で十分にコントロールできる範囲ですので、過度に心配する必要はありません。


クマ取りで痛みを感じやすいタイミングはいつ?具体的な瞬間を紹介

クマ取り手術において、患者様が「痛み」や「不快感」を感じやすいタイミングは主に3つあります。事前に知っておくことで、心の準備ができます。

1. 麻酔の注射をする瞬間

局所麻酔を行う場合、まぶたの裏側(結膜)に針を刺す必要があります。点眼麻酔で表面の感覚を鈍らせてはいますが、チクリとする鋭い痛みを感じることがあります。また、ブロック麻酔を行う際も、頬のあたりに針を刺すため、一瞬の痛みが生じます。

(※静脈麻酔を使用する場合は、眠っている間に終わるため、この痛みを感じることはありません)

2. 脂肪を引っ張る・剥離する瞬間

前述の通り、手術の最重要工程である脂肪の処理中(脱脂や再配置)です。眼窩脂肪は奥深くで骨膜や神経とつながっているため、これを引っ張り出す際に、目の奥に響くような重い痛みや、強い圧迫感を感じることがあります。特に、再発防止のためにしっかりと脂肪を除去しようとするほど、奥までアプローチする必要があるため、この不快感は強くなります。

3. 麻酔が切れてくる術後数時間

手術直後は麻酔が効いていますが、帰宅途中や帰宅後に麻酔が切れ始めると、ジンジンとした熱感を伴う痛みが出てくることがあります。これが痛みのピークであり、翌日以降は徐々に和らいでいきます。


手術の痛みが不安な人が選ぶべき麻酔の種類は?

CLINIC W(クリニックW)では、「痛くない手術」はもちろんのこと、「怖くない手術」「安全な手術」を最優先に考えています。 そのため、当院ではクマ取り手術において、以下の2つの麻酔を併用することを強く推奨しています。

1. 静脈麻酔(点滴麻酔)

点滴から眠くなるお薬を入れ、手術中はぐっすりと眠った状態にする麻酔です。 「全身麻酔」とは異なり、自発呼吸は保たれたまま、睡眠状態で手術を受けることができます。

【静脈麻酔を推奨する最大の理由】 単に「患者様が楽だから」だけではありません。手術の安全性を高めるためです。 目の周りの手術は非常に繊細です。もし手術中に局所麻酔だけの状態で、目の奥を触られた痛みに驚いて患者様が急に動いてしまったらどうなるでしょうか? 鋭利な医療器具が眼球や大事な血管を傷つけてしまうリスクがゼロではありません。 静脈麻酔で眠っていただくことは、恐怖心を取り除くだけでなく、体動(体の動き)をなくし、医師が手術に100%集中できる環境を作るために非常に重要なのです。

2. ブロック麻酔(眼窩下神経ブロック)

静脈麻酔で眠っている間に、頬のあたりの神経の根本(眼窩下神経)に麻酔を効かせる方法です。 局所麻酔が「その場所」だけを効かせるのに対し、ブロック麻酔は「そのエリアの感覚を司る神経の大元」を遮断します。 これにより、手術中の痛みはもちろん、術後の痛みの立ち上がりを遅らせ、帰宅時の痛みを大幅に軽減する効果があります。

CLINIC Wでは、「静脈麻酔」で眠り、「ブロック麻酔」と「局所麻酔」で痛みを遮断するという、三重の構えで手術を行います。これにより、脱脂やハムラ法の剥離操作に伴う鈍痛を感じることなく、目が覚めたら手術が終わっているという理想的な状態を提供しています。


ダウンタイム中の痛みを早く治すために何をするべき?

無事に手術が終わった後、できるだけ早く痛みや腫れを引かせ、日常に戻るためにできるケアについて解説します。

基本的なアフターケア(最初の3日間)

  • アイシング(冷却): 術後3日間程度は、保冷剤をタオルで巻き、目元を優しく冷やしてください。冷やすことで血管を収縮させ、炎症の拡大や内出血を抑えることができます。ただし、凍傷にならないよう、長時間当て続けないように注意しましょう。
    • 頭を高くして寝る: 心臓よりも顔の位置を高くすることで、顔への血流の鬱滞(うったい)を防ぎ、腫れや痛みを軽減できます。枕を少し高めにして休むことをお勧めします。
  • 安静にする: 血圧が上がると痛みが増し、内出血が悪化します。激しい運動や長風呂は避け、リラックスして過ごしましょう。

絶対に避けるべきこと(飲酒・喫煙)

  • 飲酒: アルコールは血管を拡張させ、血行を良くしすぎてしまいます。術後の痛みが増強し、腫れが長引く最大の原因となりますので、最低でも1週間は控えてください。
  • 喫煙: タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、傷の治癒に必要な酸素や栄養の供給を妨げます。傷の治りが遅くなり、ダウンタイムが長引く原因となります。また、脂肪注入された脂肪の定着率を下げる要因となります。

CLINIC Wならではの早期回復オプション

当院では、お仕事の都合などで「1日でも早く治したい」という方のために、回復を早めるための医療的なアプローチも用意しています。

  1. エクソソーム点滴: 再生医療の分野で注目される「エクソソーム」を点滴します。傷ついた組織の修復を強力に促し、抗炎症作用によってダウンタイムの短縮が期待できます。
  2. ダウンタイム軽減点滴: 腫れや内出血を抑える成分(トラネキサム酸などの止血成分)を高濃度で配合した点滴です。
  3. KOライト(医療用LED): 特定の波長の光を照射することで、傷の治癒や皮膚の再生を促進させる医療機器です。痛みはなく、光を浴びるだけで回復をサポートします。

痛みが治まらない時に確認すべき症状とは?

通常、痛みは術後2〜3日をピークに徐々に引いていきます。しかし、以下のような症状がある場合は、我慢せずにすぐにクリニックへご連絡ください。

  • 痛みが日に日に強くなっている: 通常は快方に向かうはずの痛みが、逆に強くなっている場合は感染などの疑いがあります。
  • 急激に片目だけが強く腫れてきた(血腫): 皮膚の下で出血が止まらず、血の塊(血腫)ができている可能性があります。早急な処置が必要です。
  • 視力の低下や激しい目の奥の痛み: 極めて稀ですが、眼窩内出血(球後出血)による圧迫の可能性があります。緊急性が高いため、直ちにご連絡ください。

CLINIC Wでは、術後の不安な点についていつでもご相談いただける体制を整えています。


群馬県高崎市のクマ取り、実績十分の経験ある医師:高橋 渉のご紹介

CLINIC W 院長:高橋 渉(たかはし わたる)

大手美容外科での院長経験を経て、群馬県高崎市に「CLINIC W」を開院。 これまで数多くのクマ取り手術(経結膜脱脂、裏ハムラ法、表ハムラ法など)を手掛け、群馬県内はもとより、近隣県からも多くの患者様にご来院いただいています。

高橋院長が最も大切にしているのは、「患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療」と「痛みとダウンタイムへの徹底的な配慮」です。

「クマ取りは、ただ脂肪を取ればいいという単純なものではありません。脂肪の量、皮膚のたるみ具合、骨格、そして患者様がどれくらいのダウンタイムを許容できるか。すべてを考慮してベストな術式を提案します。そして何より、手術は痛くないこと、安全であることが大前提です。そのために、私は静脈麻酔とブロック麻酔の併用にこだわっています。」(高橋院長談)

CLINIC W(クリニックW)について

  • アクセス: 高崎駅より徒歩5分。専用駐車場もあり、通いやすい好立地です。
  • 特徴:
    • プライバシーに配慮した完全個室対応。
    • 最新の医療機器も充実。
    • 無理な勧誘は一切行わず、必要な治療のみをご提案します。

まとめ

クマ取り手術の痛みは、適切な麻酔計画(静脈麻酔+ブロック麻酔)を行うことで、手術中は「無痛(眠っている状態)」に、術後もコントロール可能な範囲に抑えることができます。 「痛みが怖い」という理由だけで、クマの悩みを抱え続けるのは非常にもったいないことです。

群馬県高崎市で、痛みに配慮した安全で確実なクマ取り手術をご希望の方は、ぜひ一度CLINIC Wの無料カウンセリングにお越しください。あなたの目の下の状態を診察し、最適な治療法と麻酔計画をご提案させていただきます。

ご予約・お問い合わせはこちら CLINIC W 公式サイト 電話番号:027-386-2828


参考動画

当院のクマ取り治療については、YouTubeでも詳しく解説しています。
クマのせいで老け見え?“切らないクマ取り治療”|CLINIC W|高崎駅徒歩5分


監修

CLINIC W 院長 高橋 渉
医師紹介ページ
クマ取り治療詳細ページ

ドクター紹介

院長 高橋 渉

院長 高橋 渉

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資格

医学博士(東京大学)国際医学論文の執筆多数

所属学会

日本美容外科学会 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員

年表

2008年 新潟大学医学部医学科 卒業
2010年 多摩総合医療センター ジュニアレジデント
その後、東京大学医学部附属病院 シニアレジデント、助教
2020年 大手美容外科 入職
その後、高崎院初代院長、品川院院長、技術指導医を歴任
2022年 東京美容医療クリニック、ウィクリニック勤務開始
2023年 吉祥寺アイビークリニック、盛岡美容外科 勤務開始
2024年 高崎でCLINIC Wを開業

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