
二重埋没法を検討している方の多くが気になるのが「術後の腫れ」と「ダウンタイム」です。「どのくらい腫れるの?」「いつから仕事に行ける?」「周りにバレないか心配」といった不安を抱えている方も少なくありません。
二重埋没法は切開法と比べてダウンタイムが短いとはいえ、全く腫れないわけではありません。しかし、適切な知識を持ち、正しいケアを行うことで、腫れを最小限に抑え、より早く日常生活に戻ることができます。
この記事では、群馬県高崎市のCLINIC Wが、数多くの二重埋没法の施術経験をもとに、腫れの経過、ダウンタイムを短くするコツ、注意すべき症状まで、医学的根拠に基づいて詳しく解説します。
埋没法とは?腫れが起こる理由とメカニズム

二重埋没法の基本
二重埋没法は、医療用の極細の糸を使ってまぶたの内側から二重のラインを作る美容医療です。メスを使わないため「切らない二重整形」とも呼ばれ、切開法と比べて体への負担が少なく、ダウンタイムも短いのが特徴です。
施術では、髪の毛よりも細い医療用の針を使って糸をまぶたに通し、瞼板(けんばん)や挙筋膜と呼ばれる組織と皮膚を固定します。この固定により、目を開けたときに自然な二重のラインが形成されます。
なぜ腫れが起こるのか
二重埋没法の術後に腫れが生じるのは、身体の正常な治癒反応です。腫れは決して異常なことではなく、組織が修復される過程で必ず起こる生理現象です。
組織への刺激による炎症反応
針を通すことで、まぶたの組織に微細な損傷が生じます。すると身体は傷を治そうとして炎症反応を起こし、患部に血液や体液が集まります。これが腫れの主な原因です。この反応は身体が正常に治癒している証拠であり、時間とともに確実に引いていきます。
局所麻酔による一時的なむくみ
施術時に使用する局所麻酔薬には水分が含まれており、これが一時的にまぶたに溜まることで腫れが生じます。麻酔の影響は通常24時間程度で軽減しますが、個人差があります。
固定点の数による影響
糸の固定点が多いほど(2点留め<3点留め<4点留め)、組織への刺激が増えるため腫れも出やすくなります。ただし固定点が多い方が二重ラインの持続性は高まるため、腫れとのバランスを考えて最適な方法を選択します。
CLINIC Wでは、患者様のまぶたの状態や希望するダウンタイムに合わせて、最も適した術式をご提案しています。
埋没後の腫れはどのくらいで引く?経過の目安
ダウンタイムの経過には個人差がありますが、一般的な目安をご紹介します。自分がどの段階にいるかを知ることで、不安も軽減されるでしょう。
施術直後~当日
施術直後は、局所麻酔の影響もあり最も腫れが目立つ時期です。まぶた全体がむくんだような状態で、「泣いた後」のような腫れぼったさを感じることがあります。二重の幅も完成時より広く見え、目が開けにくいと感じる方もいらっしゃいます。この時期は最も不安を感じやすい時期ですが、正常な経過ですのでご安心ください。
術後1~3日目(腫れのピーク)
多くの方が術後1~2日目に腫れのピークを迎えます。特に朝起きた直後は、睡眠中の体液の循環により腫れが強く出やすい傾向があります。日中は重力で少し落ち着くこともあります。
この時期に内出血(青あざ)が出る方もいらっしゃいますが、約30~40%程度で、出ない方も多くいます。内出血は正常な経過の一つで、コンシーラーでカバーできる程度のものがほとんどです。
術後4~7日目(1週間)
腫れは明らかに引き始め、「だいぶ自然になってきた」と感じる時期です。近くで見ると少し腫れているものの、メイクをすれば目立ちにくくなる程度まで回復します。内出血があった方は、青紫色から黄色っぽく変化していきます。二重の幅も徐々に狭くなり、希望したデザインに近づいてきます。
術後1~2週間
ほとんどの方が、日常生活で気にならない程度まで腫れが引きます。約80%程度の腫れが落ち着き、自然な見た目に近づきます。デスクワークであれば問題なく仕事ができ、接客業の方もメイクと眼鏡でカバーできるレベルになります。
術後1~3ヶ月
完全に腫れが引き、最終的な仕上がりが確認できる時期です。糸による固定も完全に安定し、自然な二重ラインが定着します。微妙なむくみや違和感も完全になくなり、二重の幅が最終的に決まります。「本当の完成形」を確認できる時期です。
ダウンタイム中に起きやすい症状と正常な経過
術後にどのような症状が出るのかを事前に知っておくことで、過度な不安を防ぐことができます。
よくある症状
腫れ・むくみ(ほぼ全員に出現)
最も一般的な症状です。朝は強く、夕方は落ち着く日内変動があります。個人差はありますが、1~2週間で大幅に改善します。特に術後2~3日は予定より広い二重幅に見えますが、これは腫れによるもので、時間とともに希望の幅に落ち着きます。
内出血(30~40%の方に出現)
針を通す際に微細な血管が傷つくことで起こります。青紫→黄色→薄茶色と変化し、通常1~2週間で自然に消失します。コンシーラーでカバーできる程度のものがほとんどです。出ない方も多く、出たからといって治癒に問題があるわけではありません。

違和感・ゴロゴロ感(60~70%の方に出現)
糸で引っ張られるような違和感や、目の中に異物があるような感覚です。まばたきの際に特に感じやすくなります。数日~1週間程度で気にならなくなります。
軽い痛み(50%程度の方に出現)
じんわりとした痛みや、まぶたを強く閉じたときの痛みを感じることがあります。処方される鎮痛剤で十分コントロールできる程度です。強い痛みが続く場合は、早めに相談してください。
充血(一時的に出現)
白目の部分に赤みが出ることがありますが、通常3~5日で改善します。処方される点眼薬で対応できます。
正常な経過と異常な症状の見分け方
正常な経過のサイン
- 術後2~3日が最も腫れて、その後徐々に改善
- 左右で腫れの引き方に多少の差がある
- 朝と夜で腫れの程度が変わる
すぐに相談すべき異常なサイン
- 日を追うごとに腫れが悪化する
- 強い痛みが3日以上続く
- 発熱(37.5度以上)がある
- 異常な赤みや熱感が増強する
腫れが強く出やすい人の特徴と生活習慣
まぶたの状態による影響
まぶたの厚みや脂肪量が多い方、むくみやすい体質の方は腫れが出やすい傾向があります。また、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患をお持ちの方も、組織の反応性が高いため腫れが強く出ることがあります。
施術内容による違い
固定点の数が多いほど、また二重の幅が広いほど腫れは出やすくなりますが、適切な術式選択とアフターケアで最小限に抑えることは可能です。
生活習慣の影響
喫煙習慣、塩分の多い食事、睡眠不足などは腫れを長引かせる要因となります。
左右差が出る原因と自然に整うまでの期間
左右差が生じる主な理由
人間の顔は完全に左右対称ではありません。まぶたの厚さ、脂肪の量、皮膚の弾力性などが左右で微妙に異なるため、同じ施術を行っても腫れ方に差が出るのは自然なことです。
左右差が整うまでの経過
術後1週間は左右差が最も目立ちますが、術後2週間で徐々に左右が近づき、術後1ヶ月でほとんどの方が気にならなくなります。術後3ヶ月で完全に左右が整います。
埋没後の腫れを早く引かせるためにできること
施術当日~48時間(最重要期間)

冷却(アイシング)を徹底する
最も効果的なケアです。清潔な保冷剤をタオルで包み、20分冷やして20~30分休憩を繰り返します。直接当てると凍傷の危険があるため、必ず布で包んでください。
頭を高くして休む
枕を2つ重ねるか高めの枕を使用し、必ず仰向けで寝ます。重力を利用してまぶたへの血液・体液の流入を減らします。
安静を保つ
激しい運動を避け、スマホやパソコンの長時間使用を控え、目をこすらないようにします。
術後3日~1週間
血行を促進しすぎない
長風呂・サウナは避け、飲酒は最低3日間控えます。軽いウォーキング程度の運動は血行を適度に促進し、回復を早めます。
質の良い睡眠を確保
7~8時間の睡眠を確保します。睡眠中に成長ホルモンが分泌され、組織の修復が進みます。
食事での工夫
積極的に摂りたい栄養素
カリウム(バナナ、アボカド)、ビタミンC(柑橘類)、タンパク質(鶏肉、魚)を積極的に摂取します。
避けるべき食品
塩分の多い食品、アルコール、カフェインの過剰摂取は控えます。
やってはいけないNG行動とその理由

1. 目元を触る・こする 糸がずれたり取れたりする原因になります。細菌感染のリスクも高まります。
2. 激しい運動 血行を促進しすぎて腫れや内出血が悪化します。最低でも1週間は控えましょう。
3. 長時間の入浴・サウナ 体温上昇により血管が拡張し、腫れが長引きます。サウナは2週間後からにしましょう。
4. 飲酒・喫煙 アルコールは血管拡張作用があり、喫煙は血流を悪化させ治癒を遅らせます。施術前後2週間ずつ、計1ヶ月の禁酒・禁煙を推奨します。
5. うつ伏せ寝・横向き寝 まぶたに圧力がかかり、腫れの悪化や左右差の原因になります。
6. コンタクトレンズの早期装着 ソフトコンタクトは術後3日目から、ハードコンタクトは1週間後から可能です。
7. アイメイクの早期再開 施術部位のアイメイクは術後5~7日目以降が目安です。
腫れが長引く・悪化する場合に考えられるトラブル
通常の経過を超えて腫れが続く場合、感染症、アレルギー反応・異物反応、過度な刺激による炎症、体調不良による治癒遅延などの可能性があります。
強い痛み、発熱、異常な赤み、膿のような分泌物がある場合は感染の可能性があるため、すぐに相談してください。
医師に相談すべき症状と再診のタイミング
すぐに連絡すべき症状
- 日を追うごとに腫れが悪化する
- 強い痛みが3日以上続く
- 発熱(37.5度以上)がある
- 異常な赤みや熱感が増強する
- 膿のような分泌物や異臭がある
- 視力の低下、見え方の異常
- 著しい左右差が1ヶ月以上続く
CLINIC Wでは24時間LINEサポートを行っており、緊急時にはすぐに対応できる体制を整えています。
推奨される再診スケジュール
術後3~5日:腫れのピークを過ぎた頃に経過を確認
術後1~2週間:仕上がりの確認と今後のケアについて相談
術後1ヶ月:完成に近づいた状態を確認し、最終的な評価
まとめ
二重埋没法の腫れとダウンタイムは、適切な知識と正しいケアによって最小限に抑えることができます。
重要なポイント
- 腫れのピークは術後1~2日、その後徐々に軽減
- 1週間で日常生活に支障がない程度に回復
- 完全な仕上がりは1~3ヶ月で確認できる
- 術後48時間の冷却と安静が最重要
- 左右差は時間とともに自然に整う
- 異常を感じたら早めに相談する
CLINIC Wでは、群馬県高崎市で患者様一人ひとりのまぶたの状態やライフスタイルに合わせた最適な施術プランをご提案しています。経験豊富な医師による精密な技術と、充実したアフターケア体制で、理想の二重まぶたと快適なダウンタイムを実現します。
二重埋没法についてのご相談は、無料カウンセリングで承っております。群馬・高崎で二重埋没法をお考えの方は、お気軽にCLINIC Wへご相談ください。


