
ピコトーニングとは?基本の仕組みと特徴

ピコトーニングは、ピコレーザーで顔全体を優しく照射する手法です。従来からあるシミ治療レーザー、Qスイッチレーザーでは照射時間が10億分の1というナノ秒レーザーを用いていましたが、ピコレーザーの登場により、従来レーザーの1000分の1、ピコ秒(1兆分の1秒)という極めて短い時間での照射が可能になりました。
この照射時間の短さが、ピコトーニングの大きな特徴です。照射時間が短いことで、周囲への熱ダメージを最小限に抑えながら、最大限の治療効果を発揮することができます。熱ではなく、衝撃波によってメラニン色素を微細に破壊するため、肌へのダメージを抑えながら、効果的に色素にアプローチできるのです。
ピコトーニングは低出力のレーザーを顔全体に均一に照射する治療法です。高出力のスポット照射とは異なり、肌全体のトーンを整えることを目的としています。シミやくすみの原因となるメラニンを破壊しながら、皮膚の新陳代謝を促進します。従来のレーザーでは砕くことができなかった微細なメラニン粒子まで破壊できるため、薄いシミやくすみ、肝斑にも効果が期待できます。細かく砕かれたメラニンの粒子は、徐々に吸収されて体外に排出されていきます。
ダウンタイムがほとんどないことも大きな魅力です。周囲の組織へ与える熱ダメージが最小限のため、施術後の赤みや腫れといったダウンタイムがほぼありません。Qスイッチレーザーで高い頻度で起きていた炎症後色素沈着のリスクも最小限に抑えることができます。メイクも当日から可能であり、日常生活への支障がほぼないのが特徴です。
1回の治療でも肌のトーンアップが期待できますが、まずは2-4週間おきに8-10回が治療の目安となります。蓄積したメラニンは回数を重ねることで少しずつ排出されます。これは肌への負担を抑えながら、安全に効果を積み上げていくためです。
群馬県高崎市のCLINIC Wでは、厚生労働省とアメリカFDAに安全性が認められた「エンライトンSR」を採用しています。日本人のシミ治療に最適な設定を実現しており、幅広く細やかな出力調整が可能なため、より安全、より効果的な治療が行えます。熟練した看護師による施術で、一人ひとりの肌状態に合わせた最適な治療を提供しています。
ピコトーニングで期待できる主な効果

くすみ・肝斑・色素沈着症へのアプローチで美肌に
ピコトーニングの最も代表的な効果が、肝斑やくすみといった色素沈着に対するアプローチです。ピコトーニングは肝斑やくすみをリスク・副作用少なく改善しながら美肌にして肌のトーンアップができる手法です。
肝斑への特別なアプローチ
ピコトーニングが最も力を発揮するのが肝斑治療です。ホルモンバランスや刺激で悪化する肝斑に対し、従来のレーザーはかえって悪化させるリスクがありましたが、ピコトーニングの低出力照射は肝斑を悪化させることなく改善できる画期的な方法です。ただし「機能性のシミ」のため、レーザー単独では再発しやすく、内服・外用・スキンケアとの組み合わせが重要です。エレクトロポレーション、トラネキサム酸、ビタミンCなどと併用すると相乗効果が期待できます。
ピコトーニングの真価
ピコトーニングの本当の価値は、肝斑やくすみといった「消すのが難しい色素の悩み」をリスク・副作用少なく改善しながら、肌全体を美肌にしてトーンアップできる点にあります。シミの予防や薄い色素沈着の改善、全体的な肌質改善と予防的美肌治療に優れた手法です。
治療における注意点
老人性色素斑(日光性色素斑)、そばかす(雀卵斑)、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)などのはっきりしたシミに対しては、ピコトーニング単独では十分な効果が出ないことが多いです。これらのシミを治療したい場合は、ピコスポット照射やIPLを適切に使うべきです。
当院では医師の診察とVISIA肌診断で、シミの種類や深さ、隠れジミまで正確に把握し、それぞれの色素病変に最適な治療法を選択します。VISIAは、お顔を3方向から撮影し、カラー写真とUV写真で「シミ」「シワ」「毛穴」「色むら」などを解析する最新の肌診断機です。肉眼ではわかりづらい薄いシミや肝斑、さらにまだ肉眼的には見えていない隠れジミまで測定することができます。この科学的な診断に基づいて、一人ひとりに最適な治療プランを立てるため、効果的で安全な治療が可能です。
専門的な診断なしに漫然とトーニング治療を続けることは、白抜けなどの取り返しのつかない合併症リスクがあるため避けるべきです。
くすみ・色ムラ・毛穴の引き締め効果

ピコトーニングは、シミだけでなく肌全体の質感改善にも効果を発揮します。
肌表面の微細なメラニンや色ムラを徐々に減少させることで、肌のトーンが明るく均一になります。お肌全体に透明感を与え、白く透き通った印象の肌へと導かれます。月1-2回の施術の継続で肌のトーンアップを実感できることが多く、重ねることでより効果が高まります。
炎症後色素沈着(PIH)やまだらな色素沈着に対して、顔全体への均一な照射により、肌の色調を整える効果があります。スポット照射後などの色素沈着が気になる方にも適しています。炎症後色素沈着のリスクが少ないピコレーザーだからこそ、既存のPIHに対しても安全にアプローチできます。
ピコトーニングの衝撃波は、皮膚のコラーゲン生成を促進する効果も持っています。これにより、毛穴が引き締まり、肌のキメが整います。ただし、毛穴への効果に関しては、後述するピコフラクショナルの方がより直接的で強い効果が期待できます。
繰り返しの施術により、肌のハリ、ツヤのアップ、キメを整えるなど肌質改善にも効果を発揮します。これは、レーザーの衝撃波が真皮層のコラーゲン・エラスチン産生を促すためです。シミのできにくい良い肌状態に向かうことができ、予防的な美肌治療としても優れています。
効果を実感するまでの回数と施術ペース
ピコトーニングは1回の施術で劇的な変化が現れる治療ではなく、複数回の施術を重ねることで効果が蓄積されていきます。
推奨施術回数:
- 軽度のくすみや色ムラ:3~5回
- 薄いシミやそばかす:5~10回
- 肝斑や濃いシミ:10回以上
ただし、これはあくまで目安であり、肌の状態や色素の深さ、治療への反応には個人差があります。
肌への負担を考慮し、通常は2~4週間に1回のペースで施術を行います。当院では、まずは2-4週間おきに8-10回が治療の目安としてご案内しています。肌の状態によっては、1週間に1回の短期集中治療を行うこともあります。効果を維持するためには、初期治療が完了した後も、月1回程度のメンテナンス治療を続けることが推奨されます。
効果の経過:
- 1~3回目:肌のくすみが薄くなり、トーンが明るくなったと感じ始める
- 3~5回目:シミが薄くなり始め、肌のキメが整ってくる
- 5~10回目:シミの改善が目に見えて分かるようになり、肌質も向上
- 10回以降:さらなる改善が見られ、効果が安定してくる
群馬県高崎市のCLINIC Wでは、初回のカウンセリングと肌診断機器(VISIA)による分析を行い、一人ひとりの肌状態に合わせた治療計画を立てます。VISIAは撮影ポジションが一定になる機構のため、治療前後の肌の評価も正確に行え、治療効果をしっかり判定することができます。この科学的なアプローチにより、効果と安全性を両立した治療が可能になります。
ピコトーニングとピコフラクショナルの違い
同じピコレーザーでも、照射方法と効果が大きく異なります。
ピコトーニング:
低出力レーザーを顔全体に均一照射し、シミ・くすみ・肝斑を改善。ダウンタイムほぼなし。色素性の悩みに適しています。
ピコフラクショナル:
MLAレンズで点状にエネルギー照射し、真皮を刺激してコラーゲン・エラスチンを増生。毛穴、ニキビ痕、小じわ、肌質改善に効果的。数日間の軽度の赤みがあります。
ピコダブル:
両方を同日施術し、色素改善と肌質改善を同時に実現。透明感のあるハリツヤ肌を目指せます。肝斑・くすみと毛穴・小じわの両方の悩みに最適です。
他のレーザー治療との比較と使い分け
美容皮膚科には様々なレーザー治療があります。
Qスイッチレーザー:
従来のナノ秒レーザー。熱ダメージがやや大きくダウンタイムも長めですが、濃いシミには有効。
IPL(光治療):
幅広い悩みに対応しますが、メラニンへの選択性は低め。そばかすや一部のシミへはよく反応する。肌への刺激が穏やか。
ピコスポット照射:
高出力で特定のシミをピンポイント除去。1回でもしっかり効果を実感できますが、1-2週間かさぶたができます。濃いシミやADMに効果的。
使い分け:
薄いシミ・くすみ・肝斑はピコトーニング、濃いシミ・ADMはピコスポット、毛穴・ニキビ跡はピコフラクショナル。医師の診察とVISIA肌診断で最適な治療法を選択します。
副作用やダウンタイムはある?
ピコトーニングはダウンタイムが少ない施術ですが、全くリスクがないわけではありません。
一般的な副作用:
- 軽度の赤み(数時間)
- ほてり感
- 乾燥(数日)
- 初回治療後の小さなニキビ
これらは通常、数時間から数日で軽快します。
注意すべき合併症:
白抜け(色素脱失)が最も重要な合併症です。不適切な出力設定や肌診断なしの漫然とした治療で発生し、一度生じると改善困難です。炎症後色素沈着や肝斑の悪化もまれにあり、内服外用の併用が推奨されます。
ダウンタイム:
ほぼなく、当日からメイク可能。施術後1週間は紫外線対策を徹底し、保湿ケアをしっかり行ってください。
診察なしで漫然と繰り返すと白抜けリスクがあるため、価格だけで選ばず、承認機器と肌診断がある信頼できるクリニックでの治療が重要です。
ピコトーニングが向いている人・向いていない人

向いている人:
肝斑、くすみ、色ムラ、薄いシミを改善したい方、ダウンタイムを避けたい方、継続的なメンテナンスができる方。
向いていない人:
盛り上がったシミ、ADMなど深在性色素がある方はピコスポット照射が適切です。即効性を求める方、定期通院が難しい方には不向きです。妊娠中・授乳中、日焼け直後、光過敏症の方は施術できません。
より効果的にするために:
肝斑やくすみは「機能性のシミ」のため、ピコトーニング・ピコダブルをベースに、エレクトロポレーション、美容内服(トラネキサム酸、ビタミンC)、医療用スキンケア(ハイドロキノン、トレチノインなど)を組み合わせた総合的な肌治療の継続が大切です。
まとめ:経験豊富な高崎CLINIC Wでピコトーニングを
ピコトーニングは、シミ・くすみ・肝斑といった色素性の悩みから、肌全体のトーンアップまで、幅広い美肌効果が期待できる優れた治療法です。ダウンタイムがほとんどなく、日常生活に支障をきたさない点も大きな魅力です。
しかし、ピコトーニングの効果と安全性を最大限に引き出すには、正確な診断、承認機器の使用、熟練した技術、VISIA肌診断による経過観察、総合的なアプローチが不可欠です。
シミの種類を正確に診断することが、適切な治療選択の第一歩です。肝斑とADMでは治療法が全く異なるように、誤った診断は効果がないだけでなく、悪化のリスクもあります。当院では、厚生労働省とアメリカFDAに安全性が認められた「エンライトンSR」を使用しています。承認機器は、安全性と効果が科学的に検証されており、信頼性の高い治療を提供できます。日本人のシミ治療に最適な設定を実現しており、特に色素沈着リスクの高いアジア人のスキンタイプに対応して開発されているため、安全で効果的な治療が可能です。
ピコトーニングは、出力設定や照射方法が治療結果を大きく左右します。当院では、豊富な経験を持つ看護師が、一人ひとりの肌状態に合わせて最適な施術を行います。VISIAによる肌診断で、表面のシミだけでなく、隠れたシミや色素の深さまで把握します。カラー撮影とUV撮影で、肉眼ではわかりづらい薄いシミや肝斑、まだ見えていない隠れジミまで測定し、シミの色・形・大きさなどを客観的に解析します。また、治療中は定期的に肌の状態をチェックし、白抜けなどの合併症を早期に発見・予防します。
肝斑やくすみといった「機能性のシミ」は、レーザー治療だけでは再発しやすいのが特徴です。当院では、ピコトーニングやピコダブルをベースに、エレクトロポレーション、美容内服(トラネキサム酸、ビタミンCなど)、医療用スキンケア(ハイドロキノン、トレチノインなど)を組み合わせた総合的な肌治療をご提案します。継続的なケアにより、長期的な美肌を実現します。
ピコトーニングは、適切に行えば非常に安全な治療ですが、肌診断なしに漫然と治療を続けることは、白抜けなどの取り返しのつかない合併症を招くリスクがあります。診察なしで漫然と繰り返すと白抜けなどのリスクがあるため、「安いから」という理由だけでクリニックを選ぶことは避けるべきです。信頼できる医療機関での治療をお勧めします。承認機器の使用、医師の診察、VISIA肌診断、熟練した施術者による治療、これらすべてが揃って初めて、安全で効果的なピコトーニング治療が可能になります。
群馬県高崎市にあるCLINIC Wは、美容外科・美容皮膚科の専門クリニックとして、以下の特徴を持っています。院長は東京大学医学博士号取得、大手美容外科で院長・技術指導医を歴任し、美容診療実績10,000件以上の豊富な経験があります。厚生労働省・FDA承認機器「エンライトンSR」による安全で効果的な治療、一人ひとりに寄り添った丁寧なカウンセリングと医師の診察、VISIA肌診断による科学的なアプローチと客観的な効果判定、熟練した看護師による、承認マシンでの安全かつ効果の高い治療、VISIAや診察で白抜けなどの合併症も早期発見・予防、高崎駅徒歩5分のアクセスの良さを実現しています。
初めての美容医療で不安な方、他院での治療に満足できなかった方、信頼できるクリニックをお探しの方は、ぜひCLINIC Wにご相談ください。経験豊富な医師とスタッフが、あなたの肌の悩みに真摯に向き合い、最適な治療プランをご提案いたします。群馬県高崎市でピコトーニングをお考えなら、承認機器とVISIA肌診断で安全・効果的な治療を提供する、経験豊富なCLINIC Wへぜひご相談ください。まずはお気軽に無料カウンセリングにお越しください。あなたの理想の美肌づくりを、私たちがサポートいたします。
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