厚ぼったい唇を薄くし、理想的な形状に整える施術です。たらこ唇や唇の存在感でお悩みの方におすすめの半永久的な効果のある施術です。
目次
このような方におすすめ
- たらこ唇など唇の厚さが気になる
- 唇を薄くしたい
- 唇の上下バランスを整えたい
- すっきりとした口元にしたい
- 顔全体のバランスを整えたい
詳細情報
口唇縮小術とは
口唇縮小術は、厚みのある唇を薄く整える手術です。唇の内側の粘膜部分(濡れている部分)と乾いている部分の境目付近で、余分な粘膜と粘膜下組織を切除し縫合します。
粘膜は普通の皮膚よりも修復力が高く、傷の治りが早いのが特徴です。口を閉じた状態では、傷跡のほとんどが隠れるため、術後も目立ちにくい仕上がりとなります。
理想的な唇の厚み
標準的には上くちびるが8mm、下くちびるが10mmとされています。また、上唇と下唇の厚みの比率は3~4:5が最も美しいとされる黄金比率です。
カウンセリングでは、お顔全体のバランスを考慮しながら、あなたに最適な唇の厚みとデザインをご提案いたします。
施術の詳細
STEP 1: 丁寧なデザイン
カウンセリングでお伺いしたご希望をもとに、お顔全体のバランスを見ながら切除する範囲を決定します。
唇の構造
唇は、乾いている部分(正面から見える部分)と、粘膜の部分(口の中側の濡れている部分)に分かれています。口唇縮小術では、この境目付近を切開することで、傷跡を目立ちにくくします。
切除範囲のマーキング
上唇や下唇の厚み、お顔全体とのバランスを考慮しながら、切除する粘膜の範囲を慎重にマーキングします。少しだけ薄くしたい場合は少なめに、しっかり薄くしたい場合はたくさん切除するようデザインします。


STEP 2: 麻酔
麻酔
ブロック注射で感覚を遮断してから、極細の注射針で局所麻酔を行います。麻酔が効いている間は痛みを感じることなく施術を受けていただけます。ご希望により、表面麻酔や静脈麻酔の併用も可能です。
STEP 3: 粘膜の切除
切開
デザインに沿って、唇の乾いている部分と濡れている部分の境目付近をメスで切開します。
組織の切除
余分な粘膜と粘膜下組織を丁寧に切除します。切除する量によって、唇の薄さが調整されます。
必要に応じて、粘膜下組織の下にある口輪筋(唇の中にある筋肉)を含めて切除することもありますが、取りすぎると口の動きに支障が出る可能性があるため、慎重に判断します。

STEP 4: 丁寧な縫合
粘膜下縫合
傷跡が広がらないよう、まず粘膜の下層を丁寧に縫合します。
表面の縫合
無色透明の吸収糸で、粘膜表面を細かく丁寧に縫合します。粘膜は普通の皮膚よりも修復力が高く、傷の治りが早いのが特徴です。


傷跡について
口を閉じた状態では、縫合部分がちょうど上下の唇が接する位置に隠れるため、傷跡はほとんど目立ちません。

M字リップ
流行りの形でもあるM字リップも、この口唇縮小術を応用して対応できます。上唇を部分切除して理想の形に近づけます。
症例紹介


メリット/デメリット
メリット
- 傷跡を目立たせず唇をうすくできる
- 半永久的な効果が得られる
- 唇の形を整えられる
- 顔全体のバランスが良くなる
- 粘膜の傷は治りが早く、傷跡が目立ちにくい
デメリット
- 術後、元に戻すことはできない
- 薄くしすぎると幸薄い印象や老けた印象になる可能性がある
- 極端に薄くすると口が閉じにくくなる可能性がある
料金
施術の流れ
予約
当院の公式LINEまたはオンライン予約からお申し込みください。
カウンセリング
唇をふくめたお顔全体の状態を診察し、予想される結果やリスクについてご説明していきます。お一人おひとりのご要望にしっかりお応えできるように、最適なデザインを提案いたします。
施術
ご希望を踏まえて、ていねいにマーキングをしてから局所麻酔をします。
唇の目立ちにくい部分で切開を行い、唇の厚さを軽減します。
内部処理をした後、丁寧に縫合した傷はほとんど目立たなくなります。
アフターケア
施術後はそのままお帰りいただけます。術後のご不安などに対してはアフターケアを行っています。
抜糸
術後1週間ほどで抜糸します。抜糸の頃には大きな腫れは引いており、多少の腫れがあっても既に施術前よりも薄くなっていることが多いです。
施術について
施術時間
30分から1時間程度
痛み
術後1週間程度
抜糸
1週間後
ダウンタイム
腫れ・内出血は数日後にピーク。傷の赤みは1ヶ月程度目立たなくなる。完成まで3ヶ月から6ヶ月程度(個人差あり)
麻酔
笑気麻酔、ブロック麻酔、ご希望により表面麻酔
リスク
腫れ・内出血・仕上がりの左右差・傷跡・感染など
よくある質問
Q. どのくらい薄くできますか?
A. 理論的にはいくらでも薄くできますが、薄くしすぎると幸薄い印象になったり、口が閉じにくくなる可能性があります。お顔全体とのバランスを考え、適切な厚みをご提案します。
Q. 傷跡は目立ちますか?
A. 口を閉じた状態で唇が接する部分(乾いた部分と濡れた部分の境目)に傷ができますが、ほとんど目立ちません。粘膜は治りが早く、傷跡が残りにくい部位です。
Q. 後戻りはありますか?
A. 粘膜と組織を切除しているため、術前の状態に戻ることはありません。ただし、一度薄くしすぎると元に戻すことは困難ですので、慎重なデザインが重要です。
Q. 上顎前突や出っ歯がある場合でも施術できますか?
A. 可能ですが、薄くしすぎると更に口が閉じにくくなる可能性があります。そのような場合は、適度な薄さに留めることをお勧めします。歯科矯正や骨格手術と併用することで、より良い結果が得られることもあります。
Q. いつから通常の生活に戻れますか?
A. マスクを着用すれば手術翌日から通常の生活が可能です。抜糸後(約1週間後)には、至近距離で見られない限り、ほとんど気づかれません。